美方町城山ふるさと交流館
これも、林野庁の補助金で建てた施設である。大阪の藤田設計士が設計したもので、やはり但馬にない雰囲気がある。
構造的には、合わせ梁を用いた張弦梁が特徴的だ。合わせ梁は大阪大学の今井教授の開発したジベルとラグスクリューでとめるタイプのものである。調理室は張弦梁があらわしになっている。
これが縁というか、デッキであるが、庇の支柱が(藤田さん曰く)掘建て柱になっている。金属パイプの台座に防腐加工した丸棒をつっこんでボルトで止めてある。このボルトは念のためつけているが、なくてもそう問題はないだろうというのは藤田さんの話。
その他、内装にはふんだんに但馬材を使用しており、また、薪ストーブを備えるなど、話題に事欠かない斬新な建物である。
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