木材の対中輸出
昨年来、京都創成大学の荻大陸教授と仕事をする機会があり、対中輸出の話もよく聞かれたが、反面、中国が無垢フローリングなどの加工板を日本に対して輸出しているという話もあり(現物も見た)、木材加工業を含めて考えると、木材の輸出っていったいなんなんだろうという疑問もある。対中輸出は、すでに九州と島根で実績がある。
ただ、一ついえることがあるとすれば、丸太を集めたもん勝ちになりつつあるのではないかということである。対中輸出だけにかぎらず、国産針葉樹を使った合板の生産もはじまり(カラマツが入りにくくなっているかららしい)、質より量でもよいから、丸太を集めることができるなら、そういった丸太の流通に入り込むことができ、とりあえず林業振興としてはうまく廻せることが出来るはずだ。
もちろん、中国が製品を買ってくれるならそれにこしたことはないが、加工板が中国から入っているとかいう話を聞くにつけ、そういうことは考えられないのではないかと思わざるをえないのである。
というわけで、生まれてはじめてのトラックバックですがうまくいくのかな。ForestBIZさん、よろしく。
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