カンアオイについて(その2)
きょう、カンアオイについて詳しい人にいろいろと教えてもらったので、メモしておく。
兵庫県では、山陰側には、ランヨウカンアオイAsarum blumei の1変種(?)のサンインカンアオイ(学名はわからない)が、瀬戸内側には、ミヤコカンアオイA. asperum が、淡路島にはナンカイアオイA. nankaiense が分布するとのことだ。したがって、うちの周辺にあるのは、種で言えばランヨウカンアオイ、そのうちのサンインカンアオイということになる。
サンインカンアオイの分布域のギフチョウは、ミヤコカンアオイを食べないというようなこともあるようだ。
カンアオイ属は、種の分け方や品種の扱いなどに諸説あるようで、サンインカンアオイという名称も、正式には使われないことが多いとのことである。
植物はとりあえず種で把握すべきだ(いたずらに亜種や品種まで覚えたり教えたりすべきではない)という意見もあり、とりあえずは今まで写真で紹介したものは、「ランヨウカンアオイ Asarum blumei 」だということにしたい。
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