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2004/05/22

今月の「月刊むし」


今月の「月刊むし」は400号記念で、投稿記事でなりたっている普段のスタイルではなく、編集部の企画記事がほとんどのフツーの雑誌スタイルである。特集記事は日本の昆虫雑誌ということで、商業誌から同行会誌までありとあらゆる昆虫雑誌の「総論」だ。

この33年の昆虫をめぐる動きにも触れられていて、昆虫にまつわる現在最大の危機として昆虫人口(昆虫をやっている人の数)の激減を指摘している。そして、昆虫人口の激減の理由として、
 a 小学校の夏休みの宿題に昆虫採集がなくなった
 b 昆虫採集が自然保護に反するかのように思われる風潮が出てきた
 c 身の回りに自然が少なくなった
の3点を指摘している。特にbの問題が問題だ。昆虫採集は真のナチュラリスト育成のための近道であり、自然保護のためには真のナチュラリストが必要であり、つまり、昆虫採集をすることは自然保護につながるのだということをもっと一般の方に理解していただきたいものだ。昆虫人口減少で憂うべきは、自然保護の真の担い手不足なのである。

400号記念ということで、「今月のむし」というリレーコラムはあの養老孟司氏が書いている。そう、あの人も昆虫採集をして大きくなった人だ。養老孟司氏が取り出した「今月のむし」はヒゲボソゾウムシ。シブイ!

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