きょうの古本(「環海異聞」)
例によって出張で神戸に行って古本を買ってきた。今回は、掘り出し物だ。
池田晧(訳). 1989. 「環海異聞」. 雄松堂出版
新品時6,000円(税抜き)を1,800円で入手。若干、日焼けが激しいのと、図書館で使うような粘着性ビニールカバーをはがした跡があるが、ま、本としてはあまり問題がない。
「環海異聞」とは、18世紀末にロシアに漂着し、世界1週の航海を体験したあと、長崎にて返された津太夫ら一行の漂流記+見聞録だ。津太夫の漂流記は吉村昭「漂流記の魅力」(岩波新書)などでも紹介されているが、原典というところが面白い。ただ、訳本というのはちょっと中途半端かもしれないが、別に大学で研究するわけでもないので、コレで十分だ。
しかし、新品時価格6,000円というのはちょっと高すぎないか。
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