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2004/06/20

ヤマトマダニ

ダニの対抗策について教えて欲しいとメールを頂きました。写真はヤマトマダニ Ixodes ovatus 。私のわき腹について血を吸ってでかくなった状態です。

野外で人間にくらいつくのはこのマダニの類で、ほかに赤くて小さなダニもいますが、こちらはハダニの類で、ハダニは植物食で人間にくらいつくことはありません。

対抗策としては、長袖、長ズボンを着用し首にタオルをまき、帽子をかぶり、長靴(べろ付き)や地下足袋などをはき、・・・・・。とにかく、入り込む余地を与えないことにつきます。これで、ほとんど大丈夫でしょう。あとは、山での作業が済んだら風呂やシャワーで流し、そのときに体についていないかよく点検することです。

このようなことで、私の場合、生まれてこの方、2回しか取り付かれたことはありません。

ダニは、草木の葉の裏などで、動物が近づくのをひたすら待っていて、体温や二酸化炭素に反応して、つくようです。兵庫県北部では、シカなどの増加により、ダニも増加傾向にあるようですが、これについてはきちんとした調査はないようです。

ダニよりも深刻なのは、ヤマビルで、兵庫県の南但馬ではかなり増えている所もあるようですが、いまのところ但東町は大丈夫です。こちらは、ちょっとした隙間にはいくらでも入り込んでくるので、ヒルの忌避剤とかも販売されています。(よく効くのかいわれると、これを使っていてヒルに付かれたこともあるので、なんともいえません)

ヒルがふえたのもシカのせいだといわれています。シカが増えるのもほんとうに困ったもんです。

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