最低の板
物置の扉の下地に使われていた杉の板だ。よく、こんな板を使うなぁという、超ハチカミ(スギカミキリ被害)材だ。おそらく、自分で伐って製材所で賃挽きしてもらったのだろう。捨てるのももったいないので、こういうところに使っておられるのだろう。
ま、そういう事情でもなければありえない、最低品質の木なのだが、用途としてはこれで十分だろうし、買おうと思っても買えないという意味では貴重でさえある。
私が生まれた家(私は病院ではなく自宅で生まれた)は、今はもうないが、トイレの内装は杉の板張りで、しゃがんだ正面の板が、スギノアカネトラカミキリの被害材のちょうど節のところであった。その紡錘形のとびくされが、いろんなイマジネーションを書きたてたのだが、こういう被害材も造形という意味では面白いのかもしれない。
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