きょうの映画 - エネミー・ライン
「傲慢なアメリカ映画」だ。軍の意に反した行動をして、クリス大尉を助けようとするレイガード司令官を英雄に仕立てて描かれているが、ただのわがままに見え始めると、全体にこっけいな映画にみえてくる。クリスにしたって、自分の意思で命令外の空域に出てしまったのである。レイガードが後に左遷させれらるのも当然だが、映画としては、そこまでしてクリスを助けようとしたのだと言いたいのだろう。和平均衡を損なうので、救出は断念せよと軍がレイガードに指示するが、ラストで、あんなけロケット弾うちまくリでクリスを助け出しちゃうので、あのあと和平均衡はどうなったのだろうと心配してしまう。救出ヘリの乗員が撃たれる描写があったが、あの人は死ななかったのだろうか。このあたりはっきりしてもらわないとこの救出作戦の意義が問われると思うのだが。
レイガードみたいな司令官がいれば戦争もめちゃくちゃだと、そう言う意味で「ハラハラ」しながら見た。
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