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2004/11/28

近藤富蔵って知ってました?

きょう、初めて近藤富蔵のことを知った。生1805没1887で、殺傷事件で八丈島に流されたが、八丈島で島のことを調べ尽くし、「八丈実記」全69巻にまとめたという。そして、驚くべきは、富蔵は、近藤重蔵の息子であるという。

近藤重蔵といえば、18世紀末に択捉を探検し、ロシア人が建てた標柱をなぎ倒し、日本領土である旨の標柱を建てた人だ(北方領土問題のキックオフといってよいだろう)。高田屋嘉兵衛とともに、択捉方面の黎明期のキーパーソンである。その息子が、流罪で八丈島に流され、八丈島を調べ尽くしたというのは痛快である。

富蔵は、八丈島の女性と結婚し子も設け、赦免され一度は八丈島を離れるが、後に島に戻っている。島の人になったといってよかろう。

いろいろと本も出ているようなので、少し読んでみたいと思うが、「八丈実記」も見てみたいものだ。ところで、東京都には「八丈実記」は30巻しかなく、残りの40巻は現存が確認されていないようである。そこのところも気に掛かる。

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コメント

はじめまして
近藤富蔵に関心をお持ちになったとのこと。
都立八丈高校で、公開講座「八丈実記の世界」というのをやっています。
地域の方を対象にしたものです。
八丈島は温暖な気候で植生も興味深いと思います。機会があれば一度おこしください。

町の教育委員会には『島を愛した男 近藤富蔵』の在庫がまだあると思います。
それから緑地社から『八丈実記』全7巻が刊行されています。
でも富蔵の自筆本をそのまま活字化したものなので、お一人で読むのはちょっと大変だと思います。
一度どちらかの公共図書館でお探しになったら、緑地社本は閲覧できます。
あなたのホームページはまだこのblogくらいしか目を通していません。ではでは失礼しました。
                 ろっきい

コメントありがとうございます。

緑地社の「八丈実記」、WEBで確認しました。興味はありますが、個人で持つには少し高いですね。近くに、大きな図書館がないというのが、私の悩みです。東洋文庫ですら、結局は自分で買わないといけないというところです。

「八丈実記」で一番興味があるのは、細かな漂流漂着が記されているところで、そういうところだけを拾い読みするなら、あの漢字ばかりの本でもなんとかなるとは思います。

いろいろと情報をお持ちのようで、今後ともよろしくお願いします。

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