新明解第6版登場!
新明解の第6版が出た。故山田忠雄氏が、未だ主幹として表記されているが、序文も柴田武氏が書いており、実質は、柴田氏がはじめて中心的役割を担って出た版であると言ってよかろう。序文で、第6版が21世紀の、第3世代の「新明解」だというのは、そういう意味合いも多きいのではなかろうか。
さて、第6版最大のトピックは、運用欄の新設である。運用欄とは、たとえば
へる【減る】 (略) [運用]「減るもんじゃない」などの形で、大事なものだからという理由から、見せたり、触らせたりするのを拒もうとする相手に、「そのぐらいのことはさせてもいいだろう。」と冗談交じりに反論する気持を表わすのに用いられる。
いやあ、いいですねえ、運用欄。「新明解」のおせっかい度炸裂と同時に、運用欄を追っていくだけで、「新明解」のおいしいところをつまみ食いできるようにもなっている。また、一歩、辞書を超えてしまった。
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新明解国語辞典 これってたぶん「白箱」というやつです。amazonも説明不足。
新明解国語辞典 これが「赤箱」。正しい新明解(だと思う)。私はこれを買いました。
新明解国語辞典 これは皮装版。4,725円もします。
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