今月の月刊「地理」(2005年3月号)
今月の地理でおもしろかったのは、「地図力検定試験」「インド洋大津波の衛星画像解析」「日・韓「大綱引き」と「しょうじ姓」の分布」の3つだろう。
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今月の地理でおもしろかったのは、「地図力検定試験」「インド洋大津波の衛星画像解析」「日・韓「大綱引き」と「しょうじ姓」の分布」の3つだろう。
前にご紹介した国土地理院の空中写真だが、当たり前のことではあるが、写真のようにステレオペアをパソコン画面上に並べれば、立体視ができる。当たり前のことなのに、感心してしまった。これは便利。
いまどきパソコン上で扱える空中写真のデータなのになんでオルソ(正射写真)じゃないのと気もしないではなかったが、空中写真のネイティブなパワーは立体視なんだよな。
「空中写真は立体視してみましょう。」こんな標語もありました。
3月11日から開催されるCorona Rally Mexicoだが、このラリーの公式ホームページは、2001年(まだWRCになっていなかったころ)からの写真がすごい量あって楽しめます。とりわけ、WRCになっていなかったころのほうが、ニュー・ビートルだとかカローラだとかビッツだとかギャランだとか、あまりWRCではお目にかからない車の写真があって面白いです。
ところで、スバルマークのカラーリング(ちゃんとスバルマークそのものも入っている)のシビックがあったが、あれって何なんだろう。
庭のしいたけのほだ木から、しいたけの春子の芽吹きが始まった。きのこセンターの115という形成菌で、去年の春に植菌したもの。昨秋に一度出て、2度目だ。
気象庁地震津波監視課山本雅博課長といえば、最近の地震・津波の「顔」だろう。地震や津波が起こるたびに、テレビに現れて会見をしている。きょう、早朝に関東で地震があり、それの会見を6時からやっていたようだ。
しかし、考えるに、いつだって山本課長という状態にも疑問を感じる。彼の交代要員はいないのか。そこのところの危機管理はどうなっているのか。という素朴な疑問である。国の本庁課長ともなれば、24時間体制で働けないとだめということか。システムとしての危機管理を考えるとそれは違うような気がする。
スウェーデンラリーで、ソルベルグが優勝した。スバルのスウェーデン優勝は1997年以来らしい。ローブリタイアで、ソルベルグとローブは10点ずつで3位タイとなった。1位はガルデマイスター(14点)、2位はマーティン(13点)ということだ。
ロバンペラ4位。モンテのパニッツィ3位に続き、ミツビシなかなかいいじゃないですか。
で、マニュファクチャラーのほうは、フォード・プジョー・ミツビシ・シトロエン・スバル・スコダの順。ミツビシ健闘。フォードもなかなかどうしてというところだ。
スバルのアトキンソンは、19位。これは新井やアンダーソン(スズキ)よりも下になる。とはいえ、もう一息でポイント圏という9位までいっていたので、中身的にはよかった。少しプッシュしすぎでミスがでたと捕らえよう。
サラザンは13位。スバルのターマックスペシャリストとしては、まずまずの結果といえよう。
魚釣島に政治団体が作っていた灯台が国家財産になった。
おそらくは、次の民法の規定によったのであろう。
第二百三十九条 無主ノ動産ハ所有ノ意思ヲ以テ之ヲ占有スルニ因リテ其所有権ヲ取得ス
○2 無主ノ不動産ハ国庫ノ所有ニ属ス
この2の方だ。つまり、政治団体が所有権を放棄した時点で、これといった手続きも必要なく、国家財産となりえる。なかなか名案だ。
さて、尖閣諸島の今までの経緯についておさらいしておこう。
尖閣諸島は、西南諸島西端に位置する魚釣島などからなる(少し離れた大正島も含む)島々の総称で、総面積は6.3km2。
日本政府は明治24年1月24日、日本領編入を閣議決定したが、当時は特に領有権論争はおこらなかった。ところが、1968年に日本、台湾、韓国の専門家が、エカフェ(国連アジア極東経済委員会)の協力で、東シナ海一帯の海底学術調査を行い、大陸棚に広大な油田があるとされ、国際的に注目されるようになった。
その後、台湾、中国が相次いで領有権を主張しだし、日本との間で領有権論争に発展。1978年には中国漁船100隻あまりが大挙して尖閣諸島の領海内に入り、日中関係が緊張した。しかし、このときは、日本の退去要求を受けて中国側が漁船を引き上げたことで収まった。
1978年10月に来日した鄧小平副総理は、記者会見で「この問題は10年でも棚上げして構わない。次の世代にみんなが受け入れられるいい方法を考えるだろう」と述べている。しかし、これにより中国が領有権を放棄したわけでもない。
尖閣諸島の実効支配(目に見える形の支配)については、昭和45年(1970年)、琉球政府が魚釣島に2箇所、北小島2箇所、南小島、久場島、大正島に1箇所ずつ領域表示板を設置。地籍表示の標柱も、この5島に石垣市が設置している。
昭和53年(1978年)4月28日には、園田外相が「尖閣諸島に漁港をつくるなど火ダネになるようなことをするのは得策ではない。わが国の実効的支配はいままでの状態で十分と思う。(衆議院外務委員会)」と述べたが、同年8月には、沖縄開発庁が「尖閣諸島利用調査」を行うことを決定した。
その後、昭和54年(1979年)3月には、尖閣諸島へのヘリポート建設予算が認められ、同年5月下旬、海上保安庁が、仮設へリポートを建設した。
さて、今回の政治団体の設置した灯台であるが、これは平成8年(1996年)ごろに設置されたもので、当時の梶山清六官房長官は、同年9月13日記者会見で、「政府は民間人が自分の所有している場所でしかるべく行動していることを阻止すべき権限を持っていない。灯台建設の賛否については言う立場にない」として黙認している。
これが多分、件の灯台の写真(「日本海域と領土」より)。
きょう(9日)は、仕事が済んでから神田の古書街へ出掛けた。戦利品は…
森林GISフォーラム東京シンポジウムに参加した。「災害発生と森林GIS」というテーマで林野庁、地震の専門家、県(治山)、大学(林学)というメンバーで話が進められたが、コーディネイトがイマイチでせっかくの多彩なメンバーをうまく生かしきれていなかったように感じた。
さらに林野庁以外は新潟関係ばかりで、ケーススタディの域をでなかった。16年は災害の多い年だったのだから各地の被災地の情報交換のようなシンポジウムのほうがよかったのではないか。
林野庁の人の話が直接聞けたのと、畑違いの地震の専門家の話が聞けたのはよかったが、肝心のGISについてはあまり得るところはなかったように感じた。
「ほしい本など」にリストアップしてあった「問題な日本語」を買った。
いろいろ突っ込みたいところもあるが、とりあえずは表題の件である。
これは一方的に間違いとされているが、私が今時の若者と話したところによると、「個」は「年齢を年度で区切った歳の差」を表すらしい。つまり先輩が3年で自分が1年なら普通なら「2個」となるのだが、もし先輩のほうが留年なり浪人なりをしていたなら「2学年」違いなのだが「3個上」ということになるらしい。
要するに「個」とは小学校時代の学年差を大きくなった時に表現する単位のようだ。これは「歳」や「つ」が暦年を意識しているのに対抗して、年度でくくることを強く意識した表現のようだ。
携帯で書いているのでうまく書けていないが、異論があればコメントしてください。
きょうから3日間東京出張だ。きょうは森林GISのシンポジウム(@東大)。
王子乗換えのとき前に家族で入ったマクドが懐かしくここで昼食。そこがブリキを多用した内装でこれはこれで面白い。
写真はトイレのドア。
で、中国地方となっていますが東経135度以西が公開されたので、我が家もOKです。自分の家周辺が公開されたので初めて真剣に見ましたが、JPEGの圧縮率が高いので、余り鮮明な画像ではありません。これでは林業用の用途には使えませんね。ランドサットとあまり変わらんかも。
@niftyの百科事典検索サービス(有料)「ネットで百科」ユーザーがオンラインで読める「デジタル月刊百科1・2月号」はなんと森林認証制度を特集(というより記事はこれだけだが)している。東京大学大学院農学生命科学研究科教授白石則彦氏が執筆されている。
世の中、こっち向きなんですね。がんばりましょう。
次のような情報を得ました。
平成16年度生態学講座
初めて生態学を志す人のためのもので、生態学全般にわたり基礎的な問題をとりあげ、講義を中心に解説し、生物教育への活用をはかるとともに自然保護の推進をはかる講座です。対象は生物学の基礎的知識を有する小学校・中学校・高等学校の教員、大学生、研究者及び一般社会人、会場は国立科学博物館附属自然教育園講義室、時刻はいずれの講座も13:00から17:00となっています。
受講ご希望の方は、自然教育園(03-3441-7176)に電話をし、受講料(講座毎800円)の振り込みについてお尋ねください。
受付開始は2月3日(木)です。より詳しい情報は自然教育園のホームページをご覧ください。(「行事案内」→「講座・実習」)
3月3日(木)生態学概論 狩野賢司(東京学芸大学)
4日(金)植物の物質生産 横井洋太(北里大学)
5日(土)植物の生活 富松 裕(東京都立大学)
6日(日)植物の社会 福島 司(東京農工大学)
8日(火)植物群落の遷移 大賀宣彦(前千葉大学)
9日(水)土壌生態系 濱田龍之介(江戸川大学)
10日(木)行動生態学序論 濱尾章二(国立科博・自然教育園)
11日(金)動物の社会 佐藤俊幸(東京農工大学)
12日(土)動物群集の多様性 長谷川雅美(東邦大学)
13日(日)生態系 上田恵介(立教大学)
梶山恵司 ドイツとの比較分析による日本林業・木材産業再生論
ドイツの林業は非常によく回っており、日本もこれを模倣すべきであるが、
日本の森林所有形態はドイツと大きく異なっており、
これをカバーするのは森林組合の大きな役目である。
という主旨。とりあえずメモ
月刊ワイド2005年1月号 新春特別座談会での木材研究者Dの発言
「木造住宅に使われている木について考えてみると、外材はマツ科の木、国産材はマツ科も使われているが、主体はスギ科とヒノキ科だという違いがある。これはたまたまではなく、やはり日本の気候風土に合わせて試行錯誤を重ねた結果、そうなったのだろう。スギ科やヒノキ科は耐久性があって長持ちするということだ。「国産材」という言葉にはそういう意味があると思う。」
とりあえずメモ。
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