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2005/03/20

確率論的地震動予測地図ってだめ?

今度は、九州で地震だ。日曜にもかかわらず、例によって気象庁の山本課長がテレビに出ていた。今回の地震はズバリ起こるはずのない地震だったというところが注目点だ。

まえにこのブログでも取り上げた確率論的地震動予測地図だが、この地図を信ずるのであれば、今日の地震というのは起こる可能性などないに等しかったのである。

たとえば、「図3a 今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率」という地図を信ずるなら、今回の震度6弱という地震は、30年以内に起こる確率が、3%以下の地域と0.1%以下の地域の境界あたりで起こっている。

そして、私の住んでいる兵庫県出石郡但東町もこの地図によれば、3%以下の地域と0.1%以下の地域の境界あたりに位置するのだが、ゼロでないのなら起こりうるのだということだ。

それにしても、私のように、この地図を見て九州北部は安心と思っていた人がいたのなら、この地図は実に罪作りな地図であったと言わざるを得ない。

<3月24日附記>
西日本版確率論的地震動予測値図は、全国版ができたことにより削除されたもよう。

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コメント

happymanです。こんばんは。

地質調査会社に勤めているので地震には普段から速報からしてTVに釘付けなのですが、昨日の地震は福岡?そんなところ地震なんか起きるかなぁ?なんて正直考えてしまっていました。

でも、最近の内陸断層型の地震は、ノーマークなところを震源として発生しているのが多いような気がします。
鳥取西部地震だって、中越地震だって、マークしていた断層からは外れていたような気がします。

やっぱり今回も山本課長でした。
これだけ数回も災害を伴った地震が頻発すると、任期中に壊れてしまいそうです。(苦笑)

コメントありがとうございます。

ま、結局、ノーマークということは、何事もなかっただけに粛々とエネルギーが蓄積されているところだというふうにも考えられるわけです。

ただ、「確率論的」の近畿北部についていうと、大正末に相次いで起こった北但大地震と丹後大地震でエネルギーが十分放出されてそれで大丈夫なんだと、まだ思っているのですが。

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