豊岡市市民環境大学

きのう(18日)、豊岡市市民環境大学の第1回があった(全7回)。
第1回は、東樋口(とうひぐち)護氏(鳥取環境大学環境デザイン学科教授)の講義「地域環境とまちづくり」と、実技として豊岡氏駅通り周辺の「お宝探し」。この「お宝探し」で、以前から撮りたかった恵比寿の鏝絵(?)+銀行マークの装飾の写真が撮れた(左写真)。恵比寿は鏝絵の範疇に入りそうである。銀行マークの方は木製のようだ。
さて、講義のほうだが、今後は景観を良好に持っていくことが地域づくりの方向性となる、ものの価値は経済的に評価するのではなく、そのもの固有の価値を見出さなければならない、そしてその価値がわかる享受能力をそなえなければならい、享受能力を高めるためにスローシティーのようなムーブメントに乗っかれば味わい方がわかりやすい、豊岡は町屋的な建物が多い、京都も町屋が多いが、その持ち主はその価値を理解していなかった、というような話であった。
質問の時間はなかったが、次のような疑問を持った。
景観を良好にもっていくという、その方向性というのはいったい誰がどうやって決めるのか。また、その方向性に進める原動力は何かということだ。
今春、国立マンション訴訟の2審判決が出たが、その中で注目すべきは、今ある景観の良し悪しというのは人それぞれによって受け止め方がちがうので、個人個人が景観に関して主張することは混乱を招く。そういうことから、景観権というものは認められない、という点だったと思う。景観権がないとなると、地域グループなどが景観に関する独自の活動を行うということが難しいのではないか。少なくともその方向性について、だれかにオーソライズされる必要がある。また、地域の合意形成ということについても、少数意見は「享受能力が低い」などと言われて押しつぶされかねないような気もする。施策としての景観というのは、ほかの全てに比べて大変むずかしいような気がする。
ま、こういうようなところについて、先生に質問したかった。
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