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2005/08/23

豊岡市市民環境大学(2)「左官・現代名工の技術」

20050823

21日、日高で豊岡市市民環境大学の2回目があり、「左官・現代名工の技術」と題して、左官の久住章氏を講師として、中田邸で行われた。全体の中身については、中田さんのブログを参照願います。

私は、久住さんの口からでた「土を腐らせる」ということに大変興味をもち、質問したところ、怒涛のような説明があった。

久住氏の話

土にわらを混ぜて腐らせると強度があがるわけではないが、耐水性があがる。昔は、石灰が高かったのでこういう技術が生まれたのだろう。ただし、腐らせるとアクが出やすい。

このため数奇屋建築では土を腐らせることをしない。杉普請では、杉がとくにアクを呼びやすい。

腐らせた土を再生利用するとアクが出ない。

茶室などでは鉄粒を混ぜ込んでわざとアクを出す「さび壁」というものをやる。このときも、土を腐らせる場合と腐らせないことがある。

有機物は、水分を呼ぶとバクテリアが活動しだして分解が進む。このときに、単粒状構造が団粒状構造になろうとするので壁が崩壊してくる。腐らせるということは、この有機物をなくするということで、わらなども繊維分のみをのこして他は分解してしまうために水に強くなるのだろうと思う。しかし、このメカニズムは解明されたわけではない。

土は腐らせて使うのが正しいと誤解されている方もいるようだが、腐らせるのが正しい場合もあるし、腐らせないほうがよいこともある。

この話は、面白かったいうより、私の左官に対する見方を変えさせたと思う。大変奥の深い世界に触れることが出来て有意義であったと思う。

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コメント

永井さん、こんにちは。
久住さんの記事にトラックバックさせていただきました。
よろしくお願いします。

トラックバックありがとうございます。

きょう、コウノトリ推進課の新田さんから電話があり、KOHさんのブログとうちのブログの久住さんの記事を、礼状に添えて久住さんに送ったとのことでした。

きょうの電話の話は数奇屋についてでしたっけ、茶室は断定した書き方をしてませんね>新田さん

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