今月の月刊地理(2005.10)
今月の月刊地理の特集は「戦争遺跡と地域」だ。ま、去年、「日本の戦争遺跡」という決定版ともいえるガイドブックが出て、戦争遺跡という言葉もメジャーになってきた。しかし、月刊地理が戦争遺跡を扱う意義はとなると、
戦争遺跡には地域史・日本史・世界史が交錯しており、産業遺跡とともに地域学習の焦点の一つとして扱うことができる。・・・・あるいは現代民話の舞台のように、戦争遺跡の記憶を継承していくこともできる。もちろん平和学習も可能である。(戦争遺跡を調べる 酒井啓)ということだ。ふむふむ、「地域史・日本史・世界史が交錯」というのは名言。
「久我山に世界最大級の高射砲陣地跡を探る」や巻頭の「地形図に見る旧軍用飛行場の戦後」はかなり読み応えがあり、他の短報も力作がそろった感で、非常に良い企画に出来上がっている。いつもの月刊地理よりも高い「濃度」を感じた。
戦争遺跡保存全国ネットワーク, 2004. 保存版ガイド 日本の戦争遺跡. 平凡社.
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