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2005/10/06

キューリー夫

表題は最後に「人」の字を書き忘れたのではない。「キューリーおっと」と読んでいただきたい。つまり、あのキューリー夫人の夫、ピエール・キューリーのことである。

今月に入って、朝のKISS FMの8時ごろに、JTの缶コーヒー「Roots」のCMが日替わりとなり、その日起った歴史的事実と「飲スピレーション」とを絡めた話題を放送している。たしか、きのうの朝は、昔初めて液晶の水晶発振式腕時計が発売された日とかで、水晶発振のことをテーマにしていたが、この中で、「水晶発振の発見はキューリー夫人によってなされた」と大間違いをやらかした。

水晶発振の発見は、キューリー夫(おっと)のピエール・キューリーあるいは、ピエールとジャックのキューリー兄弟が発見した。また、キューリー兄弟は圧電素子(カチッといわせてつけるタイプの100円ライターに入っているもの)の原理であるピエゾ効果も発見している。

水晶発振といい、ピエゾ効果といい、いまのわれわれの生活にはなくてはならないものである。水晶発振といえば、時計はもちろん、パソコンやラジオなどになくてはならないものだし、ピエゾ効果のほうも、100円ライターのみならず、スピーカーやマイクなどに活用されていて、たいへん身近なものである。

しかしながら、ピエール・キューリーは、おそらくキューリー夫人の夫であったがゆえに、大変知名度が低いといわざるを得ない。そういう意味では、すべての科学者の中でもっともかわいそうな人のようにも思える。

ところで、子どものころ、図書室の伝記コーナーで「キューリー夫人」の背表紙は異彩を放っていた。なんでこの人だけ漢字が付くのか。なぜ、「ナイチンゲール」のように「キューリー」だけではだめなのか。ひょっとすると「キューリー」だけでは、キューリー夫人の夫と紛らわしいので、区別する必要があるのか。しかし、「キューリー夫」の伝記も、あるいはせめてもの「キューリー夫妻」の伝記も今に到るまで見たことがない。

ついでにいえば、「ヘレン・ケラー」もナイチンゲールが「ナイチンゲール」というタイトルでいいのなら、「ケラー」で十分なはずであるが、おそらく「ケラー」と聞いて、ヘレン・ケラーを思い出す人はいないだろう。

ま、こういう一連の刷り込みのなかで、われわれの意識の中から、「キューリー夫人」という言葉そのものによって、その夫の存在が消えていったのであろう。というわけで、ピエール・キューリーのことをキューリー夫とかキューリー主人とか呼んで知名度を上げたいものである。

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