障害者仕様ラリーカーのテクノロジー
Rally-X 2006-5号によれば、アンドラ(!)出身のアルベルト・ロベーラがカタルニア・ラリーでグループN7位完走を果たした。
ロベーラは1984年サラエボ五輪に出場したスキーヤーであったが、スキーのアクシデントで下半身が不自由となった。のちラリーで活躍するようになり、2001年からはWRCジュニア選手権に出場、ジュニア選手権のレギュレーション変更(年齢制限)で出場できなくなり、ヨーロッパ選手権に出ていたが、今シーズンからランサーでWRCグループNに帰って来た。
下半身が不自由なロベーラは足がまったく使えないため、ステアリング・ホイールに取り付けられたパドル(イタリアのガイド・シンプリー社製)でアクセルとブレーキをコントロール。ラリーカーにまとめ上げたのは、スペイン・ラリアート社。
テクノロジーの実験場としてのラリーの良い面が光る。ここでの技術革新が、一般車へフィードバックされていく。三菱、まじめだよね。ちょっと感動。
« もうすぐ開くぞ ~タラの芽 | トップページ | 白雲山登山 »
「WRC」カテゴリの記事
- ラリー・メキシコ ペター・ソルベルグが1位でDAY1終える(暫定)(2010.03.06)
- WRC スウェーデン結果(2010.02.15)
- WRCから日本車が消える(2008.12.17)
- 缶コーヒーにWRカーがついてくる(2008.09.23)
- ランサーってどこまでもインプのライバル(2008.06.12)
コメント