GISアドベンチャー? 「グラント船長の子供たち」
ジュール・ヴェルヌの著作だ。最近、復刊になったが復刊部数も少なかったようで、すでに品切れ状態のようだ。しかし、復刊時にデジタル出版もされており、ダウンロード購入できる。現物の本は、上下あわせて5000円するが(古書扱いでもこのあたりが相場)、デジタル版では、1260円くらいで全編揃えることができる。私は、携帯電話でダウンロードして読んでいるところだ。携帯電話はいつでもどこでも真っ暗闇でも読めるところがけっこう重宝。
さて、この物語は、サメの胃袋から取り出したビンの中に手紙があり、それは「南緯37度(経度は不明)」での遭難した船長からのものだった、というたいへんわかりやすい出だしである。で、経度はわからんが、緯度は南緯37度ってどこだろう、助けに行かなくっちゃという話である。
緯度経度が物語の鍵になっているという大変GISな物語だ。登場人物はいろいろな危機に遭遇するが、読み始めてしばらくして、登場人物はどんな危機にあっても決して死なないというルールがわかってくると危機も危機と感じなくなってくる。
全編のちょうと半分くらいを読んでいるところだが、このあたりで、ちょっとどんでん返しがあるような伏線を感じたりしているところだ。
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