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2007年11月

2007/11/30

地デジ敗北宣言? BS利用の同時放送へ

地デジ難視聴:BS利用の同時放送、09年度開始の方針

総務省と民放、NHKなど地上デジタル放送関係者は30日、地上デジタル放送の電波が届かない山間、離島などの難視聴世帯に対し、BS(放送衛星)を利用した地デジ番組の同時放送を09年度内に始める方針を固めた。12月中旬に正式決定する。

 BSは地上波の代替には決してならない。これは、ここ12年間、地上波なしでBS、CSのみを見続けてきた私の見解である。

 その理由は、地上波の放送は、そのコンテンツが地域密着型であることを最大の特徴としているからである。BSになくて、地上波にあるもの、それはローカルニュースや、ローカルな番組であり、それが地上波のアドバンテージである。地デジ番組の同時放送をBSで行うといっても、それは全国画一の放送にならざるを得ず、ローカルニュースの時間帯には、日本全国で、(おそらく)東京のローカルニュースを見せられることになるのである。

 いままでのアナログな地上波は、先人たちの努力により、どんな片田舎でも何とか、すべての人が放送を見られるようになっていた。それは、送る側の努力だけでなく、受け側も、地域によってはお金を出し合ってテレビ組合を組織し、山の上に共視聴アンテナを上げ、草刈や見回りなどのメンテも地域で行い管理されてきたのである。こんなことができたのは、アナログ地上波は、ほどほどにローテクだったからだ。

 いま、ハイテクの地デジを2011年までに完全普及させ、アナログ地上波を全廃させるという妄想は、帳尻あわせを、ローカルニュースが見られないBSでまかなおうとしており、これは、地デジの敗北宣言にしか見えない。

 世帯数の少ないテレビ組合では、高価なデジタル共視聴システムを導入できるはずがない。そういった地域は、光ファイバーなどによるケーブルテレビにたよるか、そして、光ファイバーというようなインフラさえない地域にはBSで見なさいということなのである。せっかく、ローテクでの放送網が完成したのに、それをスクラップにしてである。

 田舎の一人暮らしのおばあさんは、ハイテクを欲しているのではない。欲しているのは、身近なコンテンツのはずだ。

「月刊むし」と月刊「水」

 例えば「少年マガジン」は、ふつう「週刊少年マガジン」とは言わない。「暮らしの手帳」も「月刊暮らしの手帳」とは言わない。「週刊新潮」とはいうが、これは「月刊新潮」に呼応したものかもしれない。

 雑誌の名前が身近な普通の単語になると、月刊を付けて呼ぶようになる。

 「月刊むし」は、そもそも雑誌名が「月刊むし」なので、もともと月刊がついてる。問題は、この月刊はゼッタイに省略されることがないということである。それは、あまりに「むし」という言葉が、この雑誌の読者にとって普通の言葉過ぎるためであろう。ちなみに、英語論文で参考文献に「月刊むし」を載せるときは、"Gekkan-Mushi"が普通である。

 月刊「水」は、雑誌名はあくまで「水」であり、これを語るときに「月刊『水』」と呼ばないとなんのことか相手に伝わらないという雑誌である。

 そして、最も面白いところは、「月刊むし」を発行しているのは「むし社」で、月刊「水」を発行しているのは「月刊『水』発行所」であるといところ。ここでは、「月刊」が逆転している。

2007/11/29

竹島の天気予報

この中央日報の記事だが、28日から29日(2007.11)に嶺南・江原で大雨が降るかもというニュースなんだけれど、さらっと

28日から29日までの予想降水量は江原嶺東と鬱陵島(ウルルンド)、独島(トクト、日本名竹島)10~40ミリ、慶尚南北道で5~30ミリ、また海抜600メートル以上の江原山間では5~10センチの雪が降るものとみられる。

と書いてある。竹島で予想降水量10~40mm。すごっ!。竹島の天気予報なんて誰の役に立つのかという感じだけれど、レクサスのカーナビに竹島がないということが韓国で問題になったことがあったけれど、韓国にとってはツボの場所なんでしょうね。あるいみ危機感覚があるというか。

どう考えても、韓国に分があるよな、竹島は。

2007/11/21

バイオエタノール混合ガソリンE3の販売

 旧聞ではあるが、10月9日、大阪でバイオエタノールをそのまま3%ガソリンに混入したガソリン(E3ガソリン)の販売が始まった。すでに、東京ではエタノールをETBEとして配合したガソリンが一部ガソリンスタンドで始まっている。
 このE3ガソリンとETBEガソリンは似て非なるものなのである。E3ガソリンは、上述のとおりガソリンにそのままエタノールを混合したものであるが、ETBEとはエタノールをガソリン添加剤という形に変えたものである。ETBEは添加剤であるため、現状の混入率(エタノール3%相当)以上に混入できないが、エタノールをそのまま混ぜるほうでは、いくらでもエタノールの混入率を増やすことができ、最高はエタノール100%としてもクルマ側が対応していればOKで、現にブラジルではE100燃料が使われている。ただし、揮発油品質確保法の制約により日本では法的に3%が上限となる。

 今回のE3とETBEは、他の面でも対照的で、今回のE3は大阪と岡山で作られた建築廃棄物起源のエタノールを用いているのに対し、ETBEは(すくなくとも積極的には)起源が明らかにされていないヨーロッパで製造されたETBTを輸入して使っている。ETBEが使われ始めた頃に、食品にもなるものを材料にエタノールを作ってクルマを走らせることについての議論がなされたが、今回の大阪のE3については、建築廃棄物起源ということで、このような議論をする必要もなかろう。

 また、ETBEは産業経済省主導で石油元売が中心となってやっているのに対し、E3は農林水産省主導で石油業界意外が中心となっていることも大きなちがいだ。石油元売はE3の品質に対して懐疑的で、エタノールはETBEのかたちで使うべきといっている。大阪府は「エタノールとガソリンを混合するのは流通段階ではなく、製造段階で精製会社が行っており、必要な品質は確保されている」と反論しているようだが、実はE3燃料は品質面で泣き所とでも言うべき欠点を持っている。

 ガソリンの水抜き剤というのがあってガソリンスタンドでも売られている。これは、ガソリンタンク内に結露などによって入りこんだ水をガソリンと混ざり易くしてガソリンとともにエンジンに排出させてしまおうというもので、中身的にはアルコールを中心とした成分である。つまり、ガソリンにアルコールそのままのかたちでを混入すると水がガソリンに混ざるようになるのである。

 空気中には湿気がある。アルコールを混ぜたガソリンは放っておくと空気中の湿気を吸って水分を吸ってしまう。ガソリンに混ざった水はいろいろなところを錆びさせる原因となりかねないので、クルマ側にもその対策が必要となる。これは、クルマに対策を施さなければならないということもあるけれど、アルコール混入ガソリンは保存が効きにくいということにもなるわけで、まあ、言ってしまえば、放っておくと湿るのである。これは、アルコールをそのまま混入することの最大の弱点なのだが、クルマ側の対策を行うことは可能であり、前述のとおりブラジルでエタノール100%の燃料でクルマが走っている。こういうこともあって、今回の大阪のE3は登録された107台の車両を対象とした実証事業となっている。

 ETBEにはこの心配がないのだけれど、石油元売側は自らの利権確保もあり、この点を今後も攻撃してくるはずだ。しかし、国内で作られた材料のはっきりしているエタノールをそのまま混ぜるE3は、建築廃材を材料にしているということと、法的な措置を行えばクルマ側の対応でいくらでも混合率を増やせることの2点で優っているのではないかと、私は考えている。

 それにしても、今回の2タイプのエタノールガソリンが東のETBE、西のE3という形で始まったことも、なにやら面白いものがある。

2007/11/18

蛾 --Wikispecies

 Wikispeciesは、まだまだはまっていて、最近はカミキリの入力に飽きて、蛾をやっている。基準テキストは、こちら。

List MJ: A checklist of Japanese moths. By Utsugi JINBO

 いま、ミノガ科 Psychidaeをやっているんだけれど、神保さんは、ミノガ科の下位分類は採らずにいきなり属にいっているが、Wikispeciesでは、亜科やら族やらが分類されていて、こういう場合は、やっぱ細分に流されているが、そうすると下位分類が分からなくてちょっと苦労しているところ。

 ところで、Wikispeciesの入力に役に立つようなユーティリティはないかと探すとクリップNOTEというフリーソフトにめぐり合った。簡単に言えば、コピペの履歴を保存し、シフトキーのダブルクリックで履歴一覧が表示されるというものだが、これとWikispeciesの入力の相性は抜群。決まり文句の入力の多い人にはオススメかな。

 とりあえず、今月は蛾にかかって、来月になったらカミキリに戻ろうかなと。

原田知世のブログパーツ貼ってみました

ま、意外とファンだったかもしれない。「となり町戦争」もすっごい気になってはいます。でも、もう40歳か、彼女も。ふむふむ。

11月19日追記
で、なんで、今、原田知世のブログパーツなのかなのであるが、よーするに、11月28日に原田知世のニューアルバムが出るかららしい。ちなみに、11月28日は原田知世の誕生日であり、我が家の結婚記念日なのであった。

2007/11/13

ジャンク・パソコン購入

10日(土)に福知山のHard OFFでジャンクパソコンを買った。スペックは

セレロン500MHz
ハードディス10GB
メモリ256MB
CD-ROMドライブ
MOドライブ

で、3150円。キーボート、マウス等付属品は一切ない。HDDもフォーマット済み状態なのでOSもない状態。内蔵MOドライブ(SCSI)が付いているのがご愛嬌。これに15インチディスプレイ(ブラウン管)を315円で購入。3150円という中途半端な価格設定なので動くかなという来たいで購入。むしろ315円のディスプレイの方が心配だったがどちらもとりあえず動作はした。

さて、OSのインストールだが、秘蔵のフロッピー版Windows95で起動せずFDDに異常があるようだ。他のFDDと交換したが、どうも我が家にはまともに動くFDDがないようで、結局FDD起動はあきらめた。

で、家の温存HDDにWindows98SEの入ったやつがあったので、こいつで起動でき、当分はこのHDD(4.3GB)で使うことにした。各種ドライバをダウンロードして、とりあえず満足な状態になるのに恐らく10時間くらいかな。ま、これはこれで面白かった。ソフトはとりあえずは何にも入れていないので軽い軽い。いまどきはIE6があれば、Googleでワープロも表計算もできるのでこれで充分かも。

11月15日追記 Googleのワープロ表計算って、WindowsXP以上でないとできないんですね。ちょっとショック。ということで、スカイプも98SEでは動かんし、Linuxにしようかなと考え始めたところ。

で、最後になったが購入動機だけれど、新宮のすみかでレコード(音楽のね)のデジタル化をするためである。ノートパソコンにはラインイン端子がなく、これができなかった。外付けの音源ボックスのようなものを買おうかと思ったが、3485円でパソコンが買えるならパソコンにしとこうと思ったわけである。

2007/11/11

ホームズ彗星

昨夜は、我が家の女性陣は外泊で、僕と下の子の留守番であったが、晩飯にラーメン鍋を食べて、そのあと、増光でウワサのホームズ彗星を2人で見た。ペルセウス座に見えるという話であったが、あまりに明るくあっさりと見つけられ、7×50の天文仕様の双眼鏡でボヤっとした彗星を眺めることができた。

ついでに、(スバルファンとしては拝んでおきたい)「すばる」とアンドロメダ星雲を眺めて簡易天体観測はおしまい。彗星を見たのは数年ぶり。前に見たのは何て言う名前だったけ。和田山に通っていた頃だから2000年前後のことだ。

==11月13日附記
前に見た彗星はヘール・ボップ彗星だ。1996~1997年に見えた彗星なので10年ほど前のことになる。あれからそんなにたったか。

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