「月刊むし」と月刊「水」
例えば「少年マガジン」は、ふつう「週刊少年マガジン」とは言わない。「暮らしの手帳」も「月刊暮らしの手帳」とは言わない。「週刊新潮」とはいうが、これは「月刊新潮」に呼応したものかもしれない。
雑誌の名前が身近な普通の単語になると、月刊を付けて呼ぶようになる。
「月刊むし」は、そもそも雑誌名が「月刊むし」なので、もともと月刊がついてる。問題は、この月刊はゼッタイに省略されることがないということである。それは、あまりに「むし」という言葉が、この雑誌の読者にとって普通の言葉過ぎるためであろう。ちなみに、英語論文で参考文献に「月刊むし」を載せるときは、"Gekkan-Mushi"が普通である。
月刊「水」は、雑誌名はあくまで「水」であり、これを語るときに「月刊『水』」と呼ばないとなんのことか相手に伝わらないという雑誌である。
そして、最も面白いところは、「月刊むし」を発行しているのは「むし社」で、月刊「水」を発行しているのは「月刊『水』発行所」であるといところ。ここでは、「月刊」が逆転している。
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