豊岡市の地域公民館っておかしい
現豊岡市の合併後の地域活性化策のひとつとして、地域公民館というのがある。これは、小学校区ごとに公民館を設けて地域活動の拠点にしようというものである。これは、これですごく正しい。
わが但東町でも、合橋、高橋、資母と3つの地域公民館が整備されたようだ。私は、19年度合橋地域公民館の運営委員を務めたが、その中で、大変に矛盾を感じることがあったので書き留めておく。
但東町は、合併前には但東町公民館1つで公民館活動が行われていた。当然、活動は全町を区域として行われていた。合併後は前述のとおり3つの地域公民館ごとに行うこととなったので、活動は小学校区ごとに行うということになる。しかし、但東町公民館時代から継続して活動しておられる団体もある。
たとえば、うちの子が参加していた(大学進学のためこの3月で「卒業」)バレエ教室がそうだ。で、小学校区ごとの活動が奨励されるため、校区内の参加者が全体の60%に達していない場合は公民館の利用料をとるという決まりに抵触しているということになったらしい。ま、利用料くらい安いものなのだが、この考え方が気に入らない。
再度書くが、旧但東町をエリアとする但東町公民館はもうない。これに代替するものとしては、兵庫県で一番広い現豊岡市全体をエリアとする豊岡市中央公民館である。豊岡市全体をエリアとしたバレエ教室として、活動拠点を合橋地域公民館とする手もあり、現に現状でも出石町からの参加者もあるし現実的な対策かもしれない。しかし、この方法をとると参加希望者が多くなりすぎて破綻しそうである。
公民館活動としてのバレエ教室はめずらしいようで、最初のころは視察に見えるところもあったという。私から見れば、お母さんたちの手作りのバレエ教室の色彩が強く、確かに先生もいるけれど、みんなで盛り上げ、みんなで活動する教室という感じがする。一般のバレエ教室に比べて、経費も桁違いに安いというのも事実だ。
そういう、いわば公民館活動の優等生だと思っていた活動にケチをつけてくるのが、とりあえず気に入らんところである。やっぱり合併ってダメ、と言わざるを得ない。
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