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2008/12/28

舞鶴 第三火薬廠 検査場(鋳造成形工場)

Img_1021

つづいて、高専の北東側の検査場の谷に入った。高専のテニスコートのところから東進すると、道が2つに別れるが、左側の道の谷だ。右側は乾燥谷・25工場となる。

最初に、このいかにも古そうな橋。欄干の簡素さが工廠らしい感じ。

そして、この橋の近くに煉瓦構造物。

Img_1022

たいへん小さな建物であるが、壁が三方にしかない。よって、もっと大きな構造物の一部と見るべきだろう。位置的には、検査場か炸薬庫になるが、判然としない。

煉瓦の積み方は長手積み。簡単な感じ。内側はモルタルで塗られている。

煉瓦のサイズは、208.5mm×98.6mm×59.3mm。あれ、JISじゃん。ま、1925年に日本標準規格としてこのサイズは定められているので、国の施設ならそういうサイズなのだろう。ただ、もっと新しいもの、つまり戦後の建物の可能性もある。煉瓦の寸法を実測した感触としては、ばらつきがたいへん大きい。最大値最小値で見ると、L=190~217mm W=96~103mm H=53~67mm。長さが190mmって2センチも寸足らずである。たいへん劣悪な煉瓦という感じがした。

Img_1028

そして、道沿いにあるプール。これは、「住民の目線で記録した旧日本海軍第三火薬廠」の地図にも記述がない。なにかの付帯施設ということなのだろう。

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Img_1037

「住民の目線で記録した旧日本海軍第三火薬廠」の地図で、溶酸破砕場と示されているあたりにあった構造物。この2つは形はよく似ているが、構造はまったく違う。上の写真のものは、中が空洞で、上に四角い穴があり、最下部にはスリットがある。下の写真のものは、見たとおり切り欠きがある。しかし、形、大きさはたいへんよく似ている。

ということで、ここで、時間切れ。奥に爆薬庫あるようだが、次回におあずけ。


大きな地図で見る
A: 橋
B: 煉瓦小屋
C: プール
D: 溶酸破砕場?

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コメント

以前から気になってた第三火薬廠の施設跡。
見に行くにも山中なので中々足が向かずにいたのですが、ブログで画像をあげていただきありがたく思ってます。
結構残っているのですね。
昔、朝来の運動公園に火薬の精製工場の建物や土塁が残ってましたが、今でもあるのでしょうか。

第三火薬廠については、ほかにもこちらに書き込みがありますのでご覧下さい。もう、ご覧になられたかな?

http://egf.air-nifty.com/forest/2008/12/post-0e7d.html

http://egf.air-nifty.com/forest/2008/12/post-49d0.html

http://egf.air-nifty.com/forest/2008/12/post-f886.html

火薬廠については、先月からやっと探索をはじめたのたところで、600haもの敷地があったので、まだまだ楽しめます。息子が舞鶴高専で、火薬廠に住んでいるようなものなので、送り迎えのついでに調べようと思っています。

明日(1月12日)、息子を送り込みに行くので楽しみにしていたのですが、これだけ雪が降れば無理かな。海沿いはそれほどでもないかな??

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