旧グンゼ福知山工場事務所
所在地=福知山市中ノ町
竣工=1929(昭和4)年
構造=木造2階建
北近畿ではちょっとした町にはたいていあるグンゼの工場。福知山では、この昭和4年築の事務所棟が残っている。いかにも質実とした建築。工場の建物だ。
参考
旧グンゼ福知山工場門衛所
所在地=福知山市中ノ町
竣工:1928(昭和3)年
構造:木造平家建
参考
惇明小学校本館
所在地:福知山市内記21
竣工:昭和12年(1937)3月23日
文化財指定:国登録文化財
昭和10年代の建築というのはあまりうなれないものではあるが、この建物も、そんな感じ。ディティールに面白い試みが見られるものの、素材のバックアップがない。昭和12年というのは資材の統制令が出された年とのことで、軍靴の足音が聞こえ始めた時代だったのだろう。そういう制約を考えると、この建物から感じられる「明るさ」というのは設計者の気骨というところなのかもしれない。構造は木造と鉄骨造のハイブリッド。周回遅れの最先端という感じもする。そう考えると、やはり、興味深い建築である。
参考
旧松村家住宅
竣工=明治の末から大正7年(1918)
文化財指定=京都府指定文化財
主屋
竣工:明治45年(1912)
構造:木造2階建、切妻造、桟瓦葺
福知山を代表する近代建築。いろいろといわくつきの「物件」ではあるが、明治末期の和風建築(上の写真)と大正期の洋風建築(下の写真)が両方見られるのが貴重だ。
洋館
竣工:大正元年(1912)
木造2階建、寄棟造、銅板葺、玄関車寄附属
参考
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A: グンゼ福知山工場事務所
B: 惇明小学校本館
C: 松村家住宅
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