旧葛原温泉
旧葛原温泉である。戦後の建物なので、近代化遺産ではないが、私が小さいころは家に風呂がなく、ここに通っていた。左側の建物が散髪屋で、散髪とお風呂はセットだったのである。散髪屋は健在。2007年ごろに風呂屋は廃業。上の写真では、今すぐにでも再開できるようにも見えるが、シンボルを失っている。
そう、風呂屋といえば煙突。その煙突が折られている。実に中途半端な感じで、撤去されているわけではない。途中までは残っている。いつか、全部撤去されるのだろうと思っていたが、撤去されずに残っている。
で、元旦のきょう、煙突跡に初詣に行ってきた。残った基部は土砂がつめられているようで、セイタカアワダチソウが生えているのが印象的。下の建築物とがっちりと組んだ形なので、基部を残すことで下の建築物も現状で活用しようとのことみたいだ。ということで、当分はこの煙突基部は残されるようだ。ま、これだけ残ってもなぁというところもあるし、銭湯の墓標のようで懐かしいやら、悲しいやら。
関係ないけど、私の小さいころは、ここはもっと開放的な感じで、燃料は木質系だったことを覚えている。
« 大阪中之島公園周辺の近代化遺産 | トップページ | 宇多野ユースホステル »
「建築」カテゴリの記事
- 木造体育館(2001.11.15)
- 木造体育館(2001.10.18)
- 豊岡の看板建築(2000.03.12)
- 陸軍福知山衛戍病院の基礎のれんが(2010.04.03)
- 大屋町和田の体育館(2010.03.19)
「近代化遺産」カテゴリの記事
- 舞鶴博奕崎で拾った蓋付き瓶、開封の儀(2016.05.08)
- また、葦谷砲台(2016.03.13)
- 舞鶴市佐波賀のベーハ小屋(2016.03.13)
- 葦谷砲台で見つけたびん(2016.03.06)
- 葦谷砲台(2016.03.06)
コメント