2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

« 宮津市の近代化遺産 | トップページ | パソコン購入 »

2009/01/16

揖保川町金剛山の集会所

Img_1210

たつの市の旧揖保川町の金剛山というところにある公民館(?)。建具が横に動くタイプなので、せいぜい昭和10年代、そんなに古いものではない。気になるのはこの玄関のファザード部。ハーフティンバーである。

Img_1211

ハーフティンバーは、こういう曲がった感じが(私の中では)正式なんである。というのも、私がハーフティンバーという言葉と出会ったのは、誰だったか忘れだけれど、とある人の講演であった。その人は、ハーフティンバーというやり方があって、こういう曲がった木を使うと構造的にも有利なんだけれど、左右対称にきれいに収めるには、曲がった木を2つ割りにすれば容易だ、だからハーフティンバーという、と説明された。で、私は、へええええ!!なるほどといたく感心したのであった。(その講演ではっきりと覚えているのはこのことだけかも(笑))

というようなわけで、ハーフティンバーは曲がっているのが正式というのが私の基準なのではあるが、実際のところ、曲がったハーフティンバーに出会ったことがなかった。これが初見だ。インターネットでいろいろと見たけれど、曲がったハーフティンバーっていうのは、あるようで、実際はあまりないようだ。

Img_1208

日本では、ハーフティンバーは昭和初期に爆発的とも言えるほど流行したようだが、この公民館は、建具は横動きで、ハーフティンバー採用ということで、昭和10年前後かと見たが、ほんとうのことはわからない。それと、この玄関のところだけ、ほかの部分とやけにグレードが違う感じもするので、この部分だけ、どこかからの移築かもしれない。そうすると、本体部分はもっと新しいのかも。


大きな地図で見る

« 宮津市の近代化遺産 | トップページ | パソコン購入 »

建築」カテゴリの記事

近代化遺産」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 揖保川町金剛山の集会所:

« 宮津市の近代化遺産 | トップページ | パソコン購入 »

他のアカウント

葦浦史穂の本


最近のトラックバック

adsense