北丹鉄道 福知山西駅跡
福知山の北丹鉄道福知山西駅跡(地図A)である。この石造の駅名票の裏側には北丹鉄道の沿革が記されている。
大正9年12月1日 北丹軽便鉄道株式会社創立(資本金150万円) 大正10年12月25日 北丹鉄道株式会社に社名変更 大正12年9月22日 地方鉄道営業認可 営業開始
福知山河守間12.4キロメートル昭和46年3月1日 48年にわたる営業を休止 昭和46年12月18日 鉄道敷地を福知山市開発公社が買収 昭和49年4月5日 北丹鉄道株式会社解散
出石鉄道が昭和4年営業開始なので、少し先輩にあたる鉄道であるが、こちらは戦争中に休止命令を受けずに戦後も営業を続け、昭和46年に廃止となった。ただし、この路線は拡張された形で北近畿タンゴ鉄道宮福線として昭和63年に開業している。
この公園には、上記の駅名票のほか、本社跡の碑があり、おそらくこの公園全体が本社跡地なのだろう。
福知山西駅跡のすぐ東側(地図B)に「安村倉庫」という看板を掲げた建物があり、これもちょっと気になる。
で、こちらは「安村倉庫」の門柱。かなり気になる、立派な門柱である。
白線が路線跡。福知山の市街地を「斜め45度」に横切っていたため、現在も鉄道跡地の建物は「斜め45度」を向いている。
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