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1と2はこちらにあります。
竣工:1934年?(Wikipediaでは1930年7月)
文化財指定:近畿の駅百選
外装とかはいじられまくりなのだろうけれど、それでも全体の形や窓に昭和初期の雰囲気を感じられる。初代が1874年築、2代目が1889年築で、現在のは3代目。山陽電鉄との連絡時に改築されたという。
参考
設計;曽禰達蔵
所在地:神戸市中央区相生町1-1-21
竣工:1900(明治33)年
構造:石煉瓦造3階建
文化財指定:近代化産業遺産
神戸駅の近く。本社といっても店舗もやってる。いかにも銀行な建物であるが、特に飾り立てたりもせずそのまま使っているところが立派。表札程度の看板しかなく、知らない人にはここで子供服を売っているとはわからないだろう。
設計施工:清水組(現清水建設)
竣工:1921(大正10)年
文化財指定:国登録有形文化財
現地説明版
このビルは大正10年(1921年)に清水組(現清水建設)によって設計・施工されました。大正14年に日本放送協会関西支部神戸出張所(現NHK神戸支局)が神戸地区最初の放送基地としてこのビルの一角で産声を上げ、昭和24年までこの場で活動を続けておりました。
昭和62年(1987年)より現所有者である(株)フットテクノが使用してきましたが、平成7年の阪神・淡路大震災に耐えた後、平成16年(2004年)には寺院や古典建築の研究・設計で有名な(株)原尚建築設計事務所と(有)ディグ建築工房の共同設計並びに(株)大清美装の施工により、大正ロマン風の原形に近い外観に復すると同時に、保存と補強の理論をベースに元の内装に近代的ハイセンスな意匠を加味し、古き伝統の中に新しい生命が吹き込まれた『フットテクノビル』として生まれ変わりました。
このビルは欧米におけるアールヌーヴォーからアールデコに移行する芸術の変化期の建造物でミナト神戸を象徴する船のイメージの外観を持つ神戸に於ける数少ない大正モダニズムのはしりの洋風建築の一つであり、平成16年に国の登録有形文化財に登録されたこともあり、地域の歴史の語り部として未来永劫大切に保存したいと願っています。
平成16年10月
株式会社フットテクノ
代表取締役 藤田 稔
大正モダニズムって結構ビミョーなところで、かなりのっぺりしてきましたね、という時代かな。国際形式も入ってきました、ただし角は丸いぞというところなんでしょうね。
設計:辰野金吾
竣工:明治41年
文化財指定:近代化産業遺産、近畿の駅百選
現地説明版
この赤レンガの外壁は、明治41年、わが国最初の建築家として知られる、辰野金吾博士の設計により建築された旧「第一銀行神戸支店」の外壁です。レンガの赤地が御影石の白で縁取られたコントラストの鮮やかなデザインは「辰野式」とも呼ばれ、赤レンガの東京駅とともに博士の円熟した時代を彷彿とさせる数少ない遺産です。
建物は昭和60年まで20年間大林組神戸支店として使われていました。平成7年1月17日の阪神淡路大震災で大きな被害を受け、全面取り壊しも検討されましたが、神戸市、まちづくり協議会、建物所有者の大林組が協議し、歴史的景観の保全を図る意図から南と西の二面の外壁を残すとともに、平成13年7月に開業した地下鉄海岸線「みなと神戸駅」の出入口として新たな機能を持つことで生まれ変わりました。
戦災・震災といった幾多の困難と足かけ2世紀にまたがる星霜を乗り越えた明治のレンガ壁が、新たな生命を得て”ミナト神戸”のシンボルの一つとしてこれからも行き続けて欲しいと思います。
平成13年10月14日
株式会社大林組
外壁のみの保存ということで裏に回れば張りぼて状態であることが明らかとなるが、写真の方向から見れば十分に建築を堪能できる。辰野金吾ってわりとお気に入りかも。れんがの使い方や目地の感じが東京駅と同じだ。おそらくは化粧れんがかな。と思いながら振り返ると、
みなと元町駅の向かいある建物だけれど、見事に辰野金吾している。ちょっとうれしかったりして。れんがのテクスチャーがフランス積なのがおしい。ここは、タイルでいいから小口積みできめてほしかった(笑)。
竣工:1925年ごろ
くわしいことは何もわからないが大変に不思議な雰囲気の建物である。建具の幅は広いものと狭いものがあるが、おそらく狭いものがオリジナルなのかな。とすると、昭和初期またはそれ以前の建物かと思われる。南欧風を通り越して北アフリカ風を感じる。
所在地:神戸市中央区海岸通3-25
設計:河合浩蔵
竣工:1911(明治43)年
構造:煉瓦造3階建
文化財指定:国登録有形文化財、神戸市景観形成重要建築物
正面頂部にぺディメントがあったというが、それでなくてもとことんの装飾で濃い建物である。れんが造というがれんがは一切見えない。ま、こういうのがれんがの本来の使い方のような気もする。
所在地:兵庫県神戸市中央区海岸通
設計:曾禰中条建築事務所
竣工:1918年
構造:鉄筋コンクリート3階建
当初は銅葺きの屋根と円形ドームを戴いていたという。奇しくも1994年に耐震補強を受け、1995年の震災を軽微な被害で乗り切った。このリフォームは、第5回BELCA賞を受賞している。濃い建物が立ち並ぶ海岸通では、比較的あっさりした装飾と感じる。
窓の感じからは昭和初期かそれより少し古い建物と思われるが詳細は不明。さらにあっさりした建物であるが、あっさりしているから陳腐というわけでもなく、これはこれで美しい建物であると思う。奥が深い海岸通。
所在:神戸市中央区栄町通1-11
設計:長谷部・竹腰建築事務所(住友合資会社工作部とも)
施工:清水組
建築年:1934(昭和9)年
構造:鉄筋コンクリート造3階建
望遠でちょっと撮っただけです。次回訪問予定ということでとりあえずメモ。
設計:河合浩蔵
竣工:1918年
文化財指定:国登録有形文化財、近代化産業遺産
海岸ビルヂング(旧日濠会館)と設計者も同じ河合浩蔵でまぎらわしいが、こちらは震災で全壊となり、のちに建てtられた高層ビルの下層部に外壁のみ復元された。戦災で失われた4階部分は新調されているが、独特の窓枠部は各階ごとに特徴がある。
設計:渡辺節建築事務所
竣工:1922年
構造:SRC造7階建
文化財指定:(神戸景観・ポイント賞(2002年))
海岸通のクライマックス。現存する渡辺節の作品としては最大級のものの一つ。重量感重厚感はうならずにいられない。文化財指定としては無冠だが、重文級建築。
昨年12月に一度写真に撮ったけれど、もひとつこの建物を理解しておらず、北側から撮影した。この建物は南側から見ないとね、というわけでリベンジ。
設計:Jay Hill Morgan
竣工:1938年
構造:RC造4階建
イギリスの銀行の神戸支店として建てられた。1938年ということで比較的新しい建築。商船三井ビル、神港ビルと大きな建物の中にあって4階建と小ぶりの建物だが、豪壮さは見劣りしない。
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姫路駅が高架化して、姫新線も高架化になり、以後、大変に気になっている構造物である。このカットでは上部のようすがよくわかるが、路盤の向きから山陽電鉄の橋梁の橋台のように見える。まわりでガンガン工事をしているが、とりあえず取り壊す空気はない。
もう一枚のカット。とても同じものとは思えないがたいへんに薄っぺらい構造物だということだ。アーチの構造とイギリス積の大量のれんがで、大変にりっぱな構造物である。周りの工事が済めばきっちりと拝ませてもらえるのだろう。
GoogleMapsをみるとどうやらついこの間まで現役であったようだ。姫路駅高架化によって山陽電鉄も路線を移動させられたということのようだ。
旧山口銀行京都支店→旧北國銀行京都支店
所在地:京都府京都市中京区烏丸通蛸薬師南西角
設計:辰野・片岡建築事務所
竣工:1916年(大正5年)
構造:RC造2階建
娘の引越しで京都に行っていろんな建物を見るには見たが、自分の運転する車の中からで、写真に撮れたのはこれ1枚だけ。れんがっぽいけどRCなんだ。
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