石原飛行場 第2滑走路
さて、上のCGはGoogleEarthで見た福知山の石原飛行場(福知山航空基地)第2滑走路である。実は、石原飛行場の第2滑走路の存在はきょうまで知らなかったのだけれど、アジア歴史資料センターで資料を見て回っていてそういうのがあるというのことを知った。
それよりなにより、その立地だ。なんと、鉄道と道路の間に滑走路があるのだ。この第2滑走路が実在したという確信はまだ持てていないけれど、こういうことがありえたのはやはり戦争だからだろう。
根拠資料はこちら。
この資料の注記によると、昭和20年8月22日現在で進捗は完了となっている。規模は30m×600m。構造は「水■マカダム」(■は判読不能)となっているのでマカダムローラーによる転圧のみの未舗装滑走路ということなのだろう。
出展:海軍省, 1945?. 引渡目録, 福知山. (アジア歴史資料センター)
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国土地理院の空中写真閲覧システムのサイトに昭和22年撮影の
土地区の航空写真がありました。
飛行場の形がはっきり写ってますが、なにせ高度からの撮影なのと、
HPの画像(200dpi)なので、滑走路以外はよくわかりませんね。
一応高解像度の画像を購入できるようですが…
せめて600dpiくらいの解像度なら、各施設が分かる気がします。
あと、地上から撮影した写真が残っていればなぁ。
戦中は無理でも戦後に撮影されたものとかないんでしょうかね。
復旧中の様子を撮影したものとか。
投稿: べーさん | 2009/08/02 23:14
第三火薬廠の航空写真を見たら、当時の施設が並んでいるのが
よく確認できました。
投稿: べーさん | 2009/08/02 23:27
たしかに、国土地理院の空中写真はよく見えませんよね。解像度の問題もありますが、JPGの圧縮率上げすぎのような気もします。
第2滑走路を1947年の空中写真で見ましたが、どうも滑走路らしきものが見えないですね。ひょっとすると場所が場所だけに2年間で現状復旧されたのかもしれませんので断言はできませんが。
投稿: nagai | 2009/08/03 06:30