2024年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

« 舞鶴砲台探検ツアー(1日目)速報版 | トップページ | 旧天満紡績 »

2009/09/22

舞鶴砲台探検ツアー(2日目)速報版

今回2日目となる本日(9月22日)は、きのうの3名に加え、女子1名を含む3名増員の6名での砲台探検となった。ハイキングコースになっている建部山、車横付けできる槙山、そして、ちょっとは探検らしそうな金岬とどちらかといえばお手軽な行程。天気はなんとかもった。

建部山堡塁


09220008

舞鶴とれとれセンターに集合して、まずは建部山。舞鶴市喜多の登山口から頂上をめざす。ハイキングコースの看板もあり気分はハイキング。およそ1時間ほどで頂上に立てた。山頂は公園的に草刈も行き届きゆっくりと弾薬庫等を観て回れた。昼食をとって下山。まあ、観光地を一つこなしたという程度の感じかな。片道3kmのハイキング。

槙山砲台


09220019
こちらはさらにお手軽な車横付けのできる砲台。舞鶴市白杉から槙山公園の標識に従い車で登る。車道も想像以上に普通の道で、たいていの車なら難なく登ることができるであろう。

上の写真の3連の弾薬庫はふつうのアーチだけれど、単独の弾薬庫は
09220011
なんと楕円アーチ。明治期の砲台で弾薬庫に楕円アーチを採用しているのは、ここのみ。たいへんユニークな弾薬庫である。ただ、車横付けできるだけあって、いろいろなものが弾薬庫に放置されており、荒れた感じの砲台であることは否めない。

09220014
砲台からは由良川河口がよく見えた。

金岬砲台


実際のところは鹵獲砲を採用しようとした経緯などから、なんとなくうだつの上がらない砲台のようのイメージがあったのではあるが・・・。

09220021
いきなりこの門柱。門柱を確認した砲台はここが始めて。吉坂は堡塁であるがここではたしかに門柱があったが、それは堡塁であるからと思っていたが、砲台でも門柱があるところがるあるのだ。

09220022
というわけで、大変に大規模で豪華な砲台である。とくにスプリングライン以下の煉瓦の目地は山目地仕上げで、これは、舞鶴明治砲台ではここのみに見られる。玉石が随所で見つけられ、なにか賓客も迎えたかのような砲台であった。

ということで、2日目の成果としては金岬が予想を超える規模で、しかも質的にも高いものをもっていることを知ることができたことが大きな成果であったと思う。それと、簡単にいける砲台は荒れ方もひどく、砲台はある程度アプローチ困難なのが頃合かなというの率直な感想である。

これで、明治期の砲台はすべてを見て回れた。厳密に言えば博奕崎電灯のみ見ていないのではあるけれど。それと、第2次世界大戦期の防空砲台を含め、明治期よりあとの舞鶴の防禦遺跡を巡りたいところではある。、また、行程を練るので多数のご参加を期待したい。

« 舞鶴砲台探検ツアー(1日目)速報版 | トップページ | 旧天満紡績 »

近代化遺産-舞鶴要塞」カテゴリの記事

コメント

2日目の速報お疲れ様でした。
私も撮った写真の整理とか動画にするための選別をしていたんですが、
金岬砲台にあった煉瓦の山目地(覆輪目地)は、浦入・吉坂・建部山それぞれあるようですね。
(槇山は遠めの写真しかとってなかったので確認できず)
しかし、覆輪目地にしているところとしていないところがあって、
この違いがなんなのかは分かりませんが。

そうですか。結局、全部見てからでないと見方の基準が見えて来ないということですね。私自身も今回はあくまで「踏査」と思っていますので改めて見方の基準を整えて「調査」したいと思います。

ところで「山」と「覆輪」は別物じゃないのかな。今、寝屋川市なので資料がなく硬い話しができませんが

資料といえば借りた本、返してません。どうしましょうか

煉瓦の目地の切り方を調べたら、山目地というのはなくて、
それに当たるものが「覆輪目地」のようですので、
とりあえずそういうことにしました。

本は別に次の機会でもいいですよ。特に今必要というわけでもないですし。

金岬はまた行ってみたいと思ってます。単独でも。

JTBの「鉄道構造物探見」には山目地も図示されています。自宅に帰ったらそのあたり整理してどこかに掲載します。土曜日AM帰宅予定。

きょうあしたは寝屋川市の実家から神戸に通います。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 舞鶴砲台探検ツアー(2日目)速報版:

« 舞鶴砲台探検ツアー(1日目)速報版 | トップページ | 旧天満紡績 »

他のアカウント

葦浦史穂の本


最近のトラックバック

adsense