舞鶴浦入砲台 朝飯前ツアー(2009.10.23)
9月21日~22日に舞鶴の明治期の砲台を巡るツアーを敢行したが、当日参加できなかった方から、浦入砲台を案内して欲しいというリクエストがあり、私としても、浦入砲台は再訪して確かめたいこともあったので、ついでもあったので、代休の23日、舞鶴の方2名と浦入砲台を訪ねた。
今回の、課題は次の3点。
- 水雷衛所の電纜溝と弧器室の探索
- 煉瓦の寸法測定
- 水雷衛所第1急造砲台の探索
水雷衛所の電纜溝は土に埋まっているようで確認はできなかった。弧器室については、おそらくこの写真の構造物がそれ。
円形部分と方形部分が合わさったような遺構であるが、たぶんこれが弧器室なのだろう。
煉瓦の寸法については
舞鶴要塞浦入砲台 | 219.6 | 105.0 | 58.4 |
海軍浦丹生水雷衛所 | 222.8 | 105.9 | 58.0 |
という測定結果。微妙ですが、私としては、砲台と水雷衛所の煉瓦の規格は違うと判断した。
砲台は、「厚めの山陽新型」グループ、水雷衛所は「厚めの並型」グループに属すると考えられる。「厚めの山陽新型」は、旧大蔵省赤穂塩務局庁舎文書庫とほぼ一致し、浜坂の西光寺れんが塀もここに括れると考える。また、「厚めの並型」は、たつの市でよく見かける寸法。ということで、微妙に陸軍と海軍の寸法に違いが見られた。
れんがの寸法についてはこちらを参照のこと
すでにべーさんから指摘があったところであるが、写真のように浦入砲台においても、目地は山目地であった。なお、金岬砲台と同じく、目線から上、もしくはスプリングラインから上については、山目地がはっきりとしない(平米地というわけでもない)ことも確認した。
3つ目の第1急造砲台については、時間の都合で、今回は見送り。再度、探索したい。
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