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2010年2月

2010/02/19

Paint.NETで写真にシフトレンズ効果をかける

Img_3088

写真は京都市役所の写真だが、クルマの車窓から撮った適当写真である。ま、適当写真は適当写真なりに撮れているのではあるが、こいつのパースペクティヴが調整できたらと前から思っていた。

銀塩写真のころはそういうことをするにはシフト効果をかけることのできるレンズを使う必要があった。

高い。

しかし、今やデジタルカメラの時代である。ソフトウェアでなんとか出来るだろう。じゃ、どのソフトで?ということになるとやっぱりフォトショップかなと思っていた。これもやはり高い。

で、フリーソフトのPaint.NETである。ひょんなことからこのソフトの存在を知り、多機能が売りのこのソフトならシフト効果も掛けれるかなと試してみたところ、

Img_3088aj

この写真が得られた。ま、調整がうまくできいるがどうかは別として、狙ったものは実際の鉛直線をすべて鉛直に平行に調整してみた。こういうのがシフトレンズのメリットである。建築写真はこうでなくっちゃである。

おお、できるやん。ということで、しばらくは、これにハマリそうかも。

2010/02/15

WRC スウェーデン結果

1 Mikko HIRVONEN
2 Sébastien LOEB
3 Jari-Matti LATVALA
4 Dani SORDO
5 Sébastien OGIER
6 Henning SOLBERG
7 Matthew WILSON
8 Mads ÖSTBERG
9 Petter SOLBERG
10 P-G ANDERSSON

21 Marcus GRÖNHOLM

30 Kimi RÄIKKÖNEN

ヒルボネン優勝。

ソルベルグ弟9位。ライコネンは初日SS6でコースアウトがあり、30位の結果。ステージ別でのタイムも最高9位止まり。

復帰で注目されたグロンホルムも21位。こちらもSS5まで総合6位に付けていたが、SS6でトラブルがあった模様。しかし、グロンホルムは終始5位前後のタイムを出しておりさすが。

10位のアンダーソンはS-WRC車。

2010/02/13

玄さんの隠された過去

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山陰海岸ジオパークのゆるキャラとして人気上昇中の玄さん。Wikipediaによると玄さんのデビューは2009年11月5日ということになっているが、これは違う。玄さんにはこの「再デビュー」前の下積みがあるのである。

冒頭の写真は、豊岡市営バス「イナカー」に描かれているゆるキャラトリオ。一番右側はハッピこそ着ていないものの玄さんに間違いない。ということは、玄さんは2008年10月1日に「イナカー」のキャラクターとして一度デビューしているのだ。のこる2つのキャラクターは名前すら不明のキャラ。コーちゃん、オーちゃんがデビューして数カ月後に実に二番煎じな感じで出てきたキャラクターである。

玄さんは、この二番煎じキャラとトリオを組んでいたが、鳴かず飛ばずな感じで、いまいち知名度も上がらなかった。っていうか、当時は名前すらなかったと思う。で、去年、山陰海岸ジオパークの世界ジオパーク認定申請(10月28日)直後にジオパークキャラとして引き抜かれ、ジオパークのハッピを着込んで再デビューを果たした。現在は、コーちゃん、オーちゃんらと新ユニットを組んでいる。

問題は、玄さんがコーちゃんらと組むことによって、「イナカー」の残りの2キャラの位置付けが相対的に暴落したような印象を受けてしまうことである。私としては、のこる2キャラはきっちりと抹殺してあげるのが彼らのためのように思えてならない。

現在も「イナカー」には、写真の3キャラが描かれて運行中だ。玄さんの暗い過去は消されていない。あたかも、「イナカー」に貧乏神が描かれているようでならない。

2010/02/07

但馬三江駅について言い残していること

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但馬三江駅の改修等について書いていないことを書いておく。

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後ろ姿の女性ではなく建具の話。建具はメンテのこととかもあろうが、木製建具に取り替えて欲しかった。電灯などかなりこだわった器具を入れているが、このアルミサッシで大正ロマンは台無しである。昨年竣工のJR小浜線松尾寺駅では、木製建具を入れていい味を出している。ここは肝だったろう。

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塗装はこのいわゆる「ペンキ」という感じのべっとりした塗装。いちいち比べてしまうが、松尾寺駅は今風の塗装である。これについては、舞鶴高専建築システム工学科の上坂君とも「こっちのほうが建築当時に近いのかもしれない」と意見が一致。

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こちらは別棟のトイレ。母屋とかなりテイストが違うが、とくに合わせることもなかっただろう。横架材の使い方がユニーク。こういう手法ってあるのかな。

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そして、これが、駅舎の竣工が開業時の昭和4年12月ではなく、昭和5年だとする根拠の建物財産標。いつも思うのだが、建物財産標に記載されている年月とは竣工時の年月なのだろうか。「昭和5年3月竣工」と書かれているわけではない。単に「昭和5年3月」と書かれているのみである。つまり、「昭和5年3月」に何が起こったのかは書かれていない。建物財産の帳簿搭載年月かもしれない。このあたり、ご存じの方があればご教示願いたい。

というわけで、三江駅雑感であった。アルミサッシ以外は大変に気の利いた改修だと感じた。関係者の皆様、ご苦労様でした。

2010/02/06

但馬三江駅リニューアルオープン

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KTR但馬三江駅の改修工事が終わり、本日「オープニングセレモニー」が開催された。市長あいさつをはじめ来賓の挨拶も聞いたが、単に駅舎がきれいになってよかったねという趣旨で、駅舎の今後の活用についての提言がなかったのは残念であった。

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そんな中、珍客発見。舞鶴高専の前学生会副会長の上坂(こうさか)君だ(写真左。写真右は某T氏)。彼は、舞鶴高専の最寄り駅であるJR小浜線松尾寺駅や、KTR丹後由良駅で駅舎がらみのイベントを打ってきた立役者である。舞鶴高専と駅舎イベントの妙な関係をたどりながら、但馬三江駅の今後の活用方策について考えてみたい。

JR小浜線松尾寺駅の事例


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写真のいかにも駅舎に見える建物は駅舎ではない。舞鶴市松尾寺駅前観光交流施設という。この建物は、もと松尾寺駅(無人駅)の駅舎であったが、2008年、JRが駅舎を舞鶴市に無償譲渡。舞鶴市は2008年度に1400万円かけて改修工事を行い、2009年4月にオープンさせた。建物は1センチも動いていないが、この建物は駅前の市の施設ということになる。

で、この施設は指定管理者制度を採用しており、指定管理者にNPO法人「駅舎とともにいつまでも」が収まった。「駅舎とともにいつまでも」は、地元住民と舞鶴高専で組織した団体。この地域には、志楽ダイヤモンド協議会という地域団体があり、舞鶴高専は、この団体と松尾寺駅舎の清掃など、ゆるーくつながりを維持してきた。NPO法人に地元だけでなく舞鶴高専を入れ込んだのは慧眼であろう。

このNPO法人は、いままでに、昨年4月の「オープニングイベントと、同7月の夕涼みコンサートと少なくとも2つのイベントをこなしている。

オープニングイベントの様子(舞鶴高専のサイト)
夕涼みコンサートの様子(志楽ダイヤモンド協議会のサイト)

よーするに、舞鶴高専の学生を呼んできてなんかやらせるという安直なイベントといってしまえばそれまでだが、地元からのなにかお祭り騒ぎをしたいという要求が舞鶴高専に届き学生がそれに応えるということができる枠組みがあったということが重要であろう。そして、高専内のとりまとめを行ったのが上坂副会長なのである。

KTR丹後由良駅の事例


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丹後由良駅は、松尾寺駅とは異なり、駅舎はKTR所有で普通の駅舎である。簡易委託駅という位置付けで駅業務を由良舎楽という団体に委託している。舎楽は、駅舎内で売店や喫茶もやっており、比較的にぎやかな感じの駅である。由良舎楽の詳細はよく知らないが、コミュニティービジネスという路線なのかも。

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由良舎楽は、いままでにもいろんなイベントを行ってきたが、昨年夏には、舞鶴高専をフィーチャーした「7/20海の日!由良舎楽&舞鶴高専イベント!KTR丹後由良駅フェスタ2009!!」を行った(当ブログで既報)。

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写真はイベントでMCする高専生。一番左が上坂君。

で、但馬三江駅は


で、但馬三江駅について考えると、この駅舎は、松尾寺駅のように(豊岡市は補修費は捻出したが)駅舎は市の所有ではないし、もともと無人駅であるため、丹後由良駅のように委託する業務もない。

しかし、7日付神戸新聞によると「コウノトリの郷駅応援団」というものが結成され、今後の駅活用の母体となるようだ。近隣の三江小学校やコウノトリの郷公園を巻き込んでいろいろなイベントが打てると楽しい。「郷」のパーツの一つとして駅も組み込んで欲しい。

応援団と駅のつながりが、上述2駅とくらべて緩やかなつながりなのが若干気がかりではあるが、駅の自由な利用が保証されていれば、かえって自由度の高い活動ができるのかもしれない。このような仕組みは前例があまりないのかもしれないけれど、駅の活性化についての新しい形として成功して欲しい。

豊岡市が600万円も出して松尾寺駅のように市有化しなかったのは、今後の駅舎の管理はKTRということになるのか。駅舎の物理的な持続可能性を考えるとこの点が若干気がかりではある。

それにしても、但馬三江駅はさびれすぎた駅だ。駅周辺も駅前の匂いがない。駅前の集落は駅を忘れてしまったような風情である。駅が綺麗になっても、ここのところはかなり苦しい点である。

そこで、但馬みえちゃんだ!


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すでに当ブログでも紹介したトミーテック鉄道むすめの新キャラ但馬みえちゃんのサンプルが但馬三江駅の片隅に展示されていた。権利関係がむずかしく、鉄道むすめを地域おこしに活用するのは難しそうだが、その難関を乗り越えてキャラクターを活用している事例はかなりある。

昨年秋には「全国鉄道むすめサミット」が岩手県で開催された。テーマは「カワイイが地方を救う~カワイイもの・ことを地方から発信しよう」。サミットには岩手県知事も出席。ポスト「ゆるキャラ」は「萌えキャラ」か。

サミットが岩手県で開催されたのは岩手県の三陸鉄道が鉄道むすめ活用の先進地だからのようだ。三陸鉄道ではでは、久慈ありすのショコラ2010クリアファイル久慈ありす&釜石まなてぬぐいなどの三陸鉄道オリジナルグッズのほか「三鉄の掘り出し物&鉄道むすめ&久慈の旨い物 トリプル嬉しい“さんてつ祭り”」(サミット前夜祭を兼ねたようだ)を開催している。

東武鉄道沿線の栗橋町では栗橋みなみをあしらった純米酒「みなみ」とミネラルウォーター

函館市交通局は2009函館開港150周年記念乗車券に柏木ゆのをプリントしたオリジナルのキーホルダーを添付。

グッズ系であれば、かなりの事例を拾う事ができそうだ。

「カワイイが地方を救う~カワイイもの・ことを地方から発信しよう」

さて、但馬みえちゃんを最初に活用するのは誰だ!

2010/02/04

但馬みえちゃん登場

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トミーテックの鉄道むすめに新キャラ「但馬みえ」ちゃん登場! そう、「但馬みえ」という名前はそのものズバリ、KTR但馬三江駅から。おそらく日本で唯一、単独の駅名で人名となっているこの駅は、去年5月に「コウノトリの郷駅」という愛称を与えられたものの、駅名改称までには至らず、「但馬三江駅」という人名駅名は生き残った。

で、このたびの但馬みえちゃんの誕生である。すでに豊岡のキャラとしては(初代)こうちゃん、(2代目)コーちゃん、オーちゃん、玄さん、とそうそうたるゆるキャラが登場しているが、ついに今回、「萌えキャラ」の登場となった。おじさんはすなおにうれしい。

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但馬三江駅は6月に駅の改築経費600万円が予算化され、改築工事はすでに完了している。KTRの駅舎であるが、出資者としての豊岡市が経費を負担しての改築となった。大変に地味な駅であったが、そのため、建築当時の駅舎がほぼそのまま老朽化して残っており、これが補修された。昨年の愛称付与以降なんとなく注目を集め、そしてダメ押しの但馬みえちゃんの登場だ。

ところで、KTR 北近畿タンゴ鉄道であるが、京都府の鉄道というイメージが強い。宮津線と宮福線の2線からなる第3セクター鉄道は、わずかに豊岡駅とこの但馬三江駅の2駅のみが兵庫県にあり、他の駅はすべて京都府に存在する。しかも、相当な赤字路線で、京都府も京都府内関係市町もKTR維持にはかなりの予算をつぎ込んでいるはずだ。

そういう状況下で、KTRアテンダント姿のKTRを代表する鉄道むすめが兵庫県の駅名「但馬三江駅」を名乗ちゃったのは、若干の気まずさを禁じ得ない。大江山、天橋立、福知山、舞鶴などを押さえての抜擢である。コウノトリの郷豊岡市のなせる技だったのか、たまたまの人名駅が採用されたのか。しかし、転がり込んできた萌えキャラ、しっかりと活用して行きたい。

これで、日本中の鉄へ但馬三江駅はおもいっきりアピールできたはずだ。

ちなみに、但馬みえちゃんは3月20日発売予定。2月6日の但馬三江駅完成イベントでサンプルがお披露目されるらしい。見に行ってこようかなぁw。


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