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2010/03/12

多田スミス(旧竹田中学校)

Img_0446

twitterで和田山の多田スミスに中学校の建物が残っているという情報を聞き、本日(2010.3.12)現地を覗いてきた。

あったあった。最初の写真は、事務所棟と思われる建物。渋いファザード、古い感じの野郎軒瓦(継ぎ目を隠す○(巴)がないタイプ)から、戦前の建物の匂いがするが決め手はない。

Img_0449

そして、体育館。当初は瓦葺きだったのだろう。妻面の通気口の意匠が事務所棟と同じである。壁面は窓まわりの重厚な感じと、それ以外の軽い感じがおかしなテイストである。ひょっとするとRCと木造モルタルの混構造だったりして。いや、RCと鉄骨の混構造というところか。昭和10年代っぽい印象を受けるがこれも決め手がない。

Img_0448

そして最後は木造校舎。これも、もとは瓦葺きだったのだろう。戦前かな。ただ、他の2棟と建物の思想が異なるようにみえる。あまりにも質素だ。資材の統制令が出た昭和12年より後と前という推理も可能だが、決め手となる資料が何もない。

この物件の近所の加都在住のK君に竹田中学校跡だと電話で教えてもらった。現在54歳位の人が最後の生徒とのことなので、昭和40年代前半頃に廃校となったと思われる。

===2010.3.15 付記===
和田山中学校 沿革によると竹田中学校廃止の経緯は下記のとおり。


昭和42年4月1日糸井、大蔵、竹田、和田山の4中学校が統合し、各校名を廃止し、それぞれ和田山中学校糸井、大蔵、竹田、和田山校舎と称す
昭和44年3月16日竹田校舎、閉校式を挙行、元校舎跡に記念碑建立。

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