豊岡市江野のカンアオイ
2010年3月30日、豊岡市江野にて。
自宅周辺のカンアオイとずいぶん雰囲気が違う。葉っぱが柔らかそうに見えるとか、かなり大振りな感じとか、よーするに顔が違うとでもいおうか。そういえば、円山川左岸(西側)でカンアオイを見るのは始めて。ちょっと系統が異なるのかも知れない。
それと、今年は、自宅周辺ではアセビが全く咲いていないが、江野ではそこそこ咲いていたのも印象的だった。
カンアオイはAsarum nipponicum Fumio Maekawaであるが、当地に自生するものは基亜種の変種としてサンインカンアオイ Asarum nipponicum F. Maekawa ssp.nipponicum var.saninenseとされる。日本海側にはエチゼンカンアオイ A. nipponoicum var. echizen、ハルザキエチゼンカンアオイなどが生息されるとされ、分布の境界が由良川あたりにあると見られているようだ。このあたりの変種は、サンインカンアオイの変種名の著者名もよくわからず、未記載の可能性もあり型ぐらいの違いかも知れない。そういうことで、写真の植物はカンアオイ Asarum nipponicum F. Maekawa と考えている。
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