福知山陸軍衛戍病院の石積み擁壁の工事銘板
福知山の陸軍衛戍病院は福知山城の伯耆丸にあって、去年の水害で崩壊したところの復旧工事で基礎の煉瓦積みが見られたことはすでに報告した。
ただ、この石積み擁壁が、当時のものなのかその後のものなのかはっきりしなかったのではあるが、本日、写真のとおり工事銘盤を見つけた。石積みの石2枚分が銘盤となっており、文章は、
工事設計監督
陸軍校 福井太郎
工事請負人
中村組合資会社
□務執行社司
中村祐七石工
沖中久藏
今中力松
石材運搬
武藤作兵衛
起工 明治三十五年八月
竣成 同年十一月
□は、判読できませんでした。読める方、ご連絡ください。
というわけで、この擁壁は明治35年竣工が明らかとなった。
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