旧福知山信用金庫本店ほか2件
mixiの福知山コミュで福知山市内の建築についての若干の情報をいただいたので、ついでもあったので見てきた。
旧福知山信用金庫本店
竣工は昭和10年とのこと。「幅の狭い窓は昭和初期」を当てはめていいのかどうか迷う建物である。開口部を狭くするために幅を狭くしたとも見える。質素であるが大変美しい建物である。
この部分が特に美しい。方立てがとんがった感じはネオゴシックか。こういう様式はよーわからんところだが。
福知山医師会看護高等専修学校
古さのつかみにくい建物である。いろいろと改修、増築されているようにも見える。
この2階の部分の窓の幅が狭いのが気になるのだけれど、1階の窓があまりにフツーというか開口部多いという感じはやっぱりそんなに古くないのかな。この部分は医師会館の意匠と似てなくもない。そもそも、看護高等専修学校なのだし、国立病院の建物の生き残りなのだろう。
旧レストラン田中
現在は「京都府パートナーシップセンター」という施設である。竣工は昭和35年というから近代化遺産でも何でもない昭和の建築。5階6階は4階までとプランに共通性が見られず後付けのように見えるがいかがだろうか。さっぱりした国際様式だが、通り側がカーテンウォールのようだ。そのあたりがえらくビジネスビルという雰囲気を持っている。
レストランというより洋食屋さんとのことで、そのあたりがこの玄関の重厚さのない北欧的とも言える意匠に良く出ているように感じる。料亭ではなく大広間のある食堂ということで、豊岡で言えば大丸といったところか。
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