足立音衛門京都本店(旧松村家住宅)
松村組が手放して今後の保存が心配されていた京都府指定文化財松村家住宅(福知山市)だが、洋菓子の足立音衛門が購入し、10月23日、改装した主屋で京都本店を開店した。洋菓子店が松村家住宅を購入したと聞いて当然洋館が店舗か喫茶として利用されるのだろうと思っていたが、意外と主屋を店舗として利用している。内部も、純和風。
豪華な古民家によく見られる吹き抜け部。店舗そのものも和な感じである。主屋は明治45年築。木造2階建、切妻造、桟瓦葺である。
これが洋館。大正元年(1912)築。木造2階建、寄棟造、銅板葺、玄関車寄附属。この車寄せ部の上部はバルコニーになっている。これまで、塀の外から覗き見ることしかできなかったが、近くによってみることができるのは本当にありがたい。基礎はれんが。残念ながらモノサシを忘れていたので測定はできず。来週測定します。濃い目の焼結れんがのような色合い。
これが撞球場と呼ばれる建物。モルタル仕上げの木造と思われるが、モルタルの意匠が地味だが凝っている。そもそも、撞球場というカテゴリーの建物はこれ以外に知らない。
というわけで、音衛門の文化財保存への意気込みに敬意を表するために、ロイヤルフルーツというケーキを購入した。1本1800円くらい。嫁はんに言わせると「高っ」。
最近のコメント