神美鉱山(豊岡市長谷側)(2011.7.24)
豊岡市の神美鉱山跡。昭和10年ごろ試掘、採掘の許可がなされたようだ(こちら)。立石側がよく知られる(といっても工場裏で立地が悪く私も未見)が、長谷側にも遺構がある。長谷側は、おそらくきっちりとした形で報告された例はないのではないか。しかも、こちら側は、県民緑税活用の里山防災林整備事業で公園整備されている。といっても整備から4年以上経過し、歩道もわかりにくくなっている所がある。
冒頭の写真は、立坑入り口の上屋。立派なコンクリート建築である。
立坑上屋内部、手前に大きな立坑があるが、奥のアーチの向こうも立坑になっているように見える。なにせ、手前の穴はほぼ上屋と同じ幅があり、両脇に30センチくらいのステップがあるだけで(つかむところは何も無い)、落ちたら確実に死にそう(底は見えない)なので、奥のアーチ側には行っていない。
立坑から横穴があるのであれば、確実にコウモリが住んでいそうである。
立坑上屋近くのプール。ヒノキ林の中に突然こういうものがあると、「2001年宇宙の旅」の「モノリス」を彷彿とさせる。
もう一つのプール。ただ、こちらは、建築物の基礎のようにも見える。
さて、この遺構は里山防災林整備事業施工時に森林組合のO氏に教えてもらったものだが、当時は遺構名もよくわからず未掲載であった。ちょっと時間があったので再訪。いつか立石側も見てみたい。
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