東はりまフォルクスガーデン黒田庄のオルガン
東はりまフォルクスガーデン黒田庄においてあるオルガンである。厳密にはここに勤務する人(写真の方)の私物らしい。かなり古いもので、パイプオルガン風の調節ノブがいい感じである。ヤマハ製。ちゃんと弾ける。
骨董と近代化遺産の境界線上のもののような気がする。つまりは、産業遺産と美術遺産の境界上ということか。
このオルガンには変わった意匠のデカールがある。中央部には褒章と下に大日本国緑綬褒章と書かれているので、どなたかが緑綬褒章をもらわれたときに記念に特注されたものと考えられる。いや、褒章記念と書かれているわけではないので、褒章の副賞なのかもしれない。いや、そんなことはないか。
写真右下のMCMIVの表記であるが、これは時計文字である。時計文字というのは例の、I、II、III、IV、V,VIというやつで、MCMIVは1904である。Mが1000、CMはIVが4を表すようにMの1個前の数字900、そしてIVは4だから、1000+900+4=1904となる。このオルガンが1904年製であるということだろう。明治37年、日露戦争開戦の年である。
ちなみに2011はMMXIとなる。
"YAMAHA ORGAN"の銘。いい味のフォントだ。あ、これといいさきほどのデカールといい、ひょっとして金漆なのか。
写真はすべて2011年9月18日撮影。
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