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2013/04/14

進藤林業 木材搬出軌道のトロッコ車輪

P1020649

兵庫県朝来市佐中の佐中千年家(進藤家住宅)の一般公開において、木材搬出軌道のトロッコのものと考えられる車輪を見たので記録しておく。で、もっとも関心があるのはその軌間である。

P1020651

車輪を実測したところ、車輪幅は約590mmであった。意外である。

明延鉱山のいわゆる一円電車(正式名称は明神電車上部軌道)の軌間は762mmで、古くは500mmであったといわれている。500mmの軌間の軌条は現在も明延において見ることができる。このことから、神子畑~新井を結んでいた明神電車下部軌道も500mmから762mmへ変遷したと考えられる。

参考 明延鉱山の軌間500mmの軌条(2006.9.16撮影) P9165170

新井駅付近で軌道を共用していたと考えられる進藤林業木材搬出軌道は車輪幅から考えると597、600、610mmあたりの軌間であったと考えられる。

明神電車、木材搬出軌道ともに明治40年代の開通で、そのころは500mmではじまり、その後の改軌において、明神電車が762mmに改軌したものの、木材搬出軌道は600mmにしか改軌しなかったと考えるのが無難な線。もしくは、木材搬出軌道は当初から600mmだったと考えてもよい。

いずれにせよ、明神電車下部軌道と木材搬出軌道は軌間が異なることは事実と見てよく、そうであれば、新井駅付近の共用線では三線軌であった可能性がある。

2013.4.16加筆 知人の枡岡さんから、残っているレールを実測したところ軌間は610mmだったと報告いただきました。ありがとうございます。また、桝岡さんからは、共用部分で三線軌条だったという伝聞情報も提供いただきました。重ねてありがとうございます。

 

2013.7.10加筆
本日、やっとN社敷地内に残る木材搬出軌道のレールを見せてもらってきた。

P1030306
写真に写っている線路が、木材搬出軌道の現存線路のすべて。大変細い線路である。構内線路の末端部であろう。それにしても線路が敷設状態で残っているのは貴重である。

P1030308
敷設状態で残っていることにより、なにより軌間を実測できる。

P1030309
写真のとおり、軌間の実測値は約602mm。規格としては600mmの規格のようである。

Map2
佐中地図(鉄道入り)


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