きょうの窯業系
本日(2013.4.20)、舞鶴砲台巡りと題して、第三火薬廠、葦谷砲台、浦入砲台を私も含め6名で回ってきた。このブログではいずれも紹介済みの箇所ばかりなので、今回、窯業系マニアの田邉貴教氏と回ったこともあり、とりあえず窯業系について紹介したい。
まずは、碍子。上の写真は、第三火薬廠砲熕谷の392火薬庫近くで見つけた碍子。現場では「物」の字が入っているということになっていたが、これはやはり「惣」の字だろう。川惣製陶所(現:川惣電気工業株式会社)のマークと考えたがいかがだろうか。
こちらは、「TG」のマーク入り(葦谷砲台)。碍子系(「外資系」じゃなく、ね)の会社としてTGケラーという会社が現存するのだが、これと関係ありと見た。ただし、TGケラー社はHPがなく詳細は不明。妄想としてはTGは「東海碍子」みたいな会社で、ドイツのケーラー社から外資(碍子ならぬw)が入ってTGケラーとなったとか(笑)。
大日本麦酒の瓶(葦谷砲台にて)。大日本麦酒は大筋では1949年にアサヒビールとサッポロビールに分解。(日本におけるビール製造会社変遷早見表)
で、上記『麦酒製造会社変遷早見表」を見ていだければと思うが、日本のビール史上鉄板のビール会社キリンビールの瓶。これも葦谷砲台。
で、最後はこれ。第三火薬廠、乾燥谷にて。温度計という説もあったが、乾燥施設ということで、ボイラーの水位計または圧力計と見たがいかがだろうか。
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瓶!
以前もどちらか(たぶん舞鶴)の探索で、茶色い瓶を発見された記事をあげられてましたね。
(同じ酒瓶でも)これは切ったり貼ったりできない歴史的価値のある瓶です。
コレクションされてるのですか?
私は、碍子の方にすっごく惹かれてしまいました。
こんなに大きいの初めて見ました。
投稿: ひろ子 | 2013/05/06 23:08
コレクションはされていないです。田邉さんはコレクションされていますが、占有離脱物横領罪の可能性もありかなあと思うのと、そのことも含めて自分の頭の中で、こういう瓶の保存のあり方について整理がついていないというところでしょうね。
碍子はたまに見つかりますが、瓶に比べて製造会社についての資料に当たることがむずかしく製造時期の特定が難しいですね。っていうかあんまり深入りもしていないのですが。TGケラーとか川惣(もっとも川惣は今も碍子を製造しているのかわからんけど)についてご存知でしたらご教示ください。
コメントありがとうございました。
投稿: 永井 | 2013/05/07 06:14