舞鶴砲台巡り アシウラ編-4(最終回) 2013.5.15
アシウラさんの舞鶴砲台コンプを目指して敢行された舞鶴砲台巡りは、4回目を迎え、陸軍の砲台としては残り一つとなった建部山堡塁に加え、海軍の倉梯山防空砲台を巡る予定であったが、私の体力的な問題もあって、結局、倉梯山はパスして、初参加の方もあったので、午後は第三火薬廠でお茶を濁すということになった。
建部山は舞鶴軍港の西の守りとしての堡塁で、砲台の要素に加えて西から攻め入る敵を防御する山城の役割も担っていた。上の写真は掩蔽部。5連ある。
内部は通路でつながっている。一番右側のみ寸足らずなのは吉坂堡塁の掩蔽部と同じ。この寸法には何か意味があるのだろう。
掩蔽部の奥に、砲側庫が3つありその間に2箇所の砲座がある。砲側庫のディテールは吉坂と同じ。
中央の砲側庫にキクガシラコウモリが1頭いた。
砲座はコンクリート製である。
軍道には、槇山砲台の軍道に見られるものと同じディテールのアーチ橋が一つある。軍道はハイキングコースとなっていて歩きやすいものの、下から堡塁まではかなりの距離だ。舞鶴市喜多に登り口がある。
ということで、この時点で、アシウラさん、舞鶴陸軍砲台のコンプ達成。ま、厳密に言うと、吉坂の副堡塁は行っていないのだけれど。
で、午後は第三火薬廠に向かった。
まずは、乾燥谷へ。ここの乾燥施設の裏側にはあまり立ち入っていないので裏側の写真を上げておく。
この日は、私を含めて5名参加で、うち女子2名。踊っている人がアシウラさん(笑)。砲熕谷にて。
砲熕谷最奥の392火薬庫の内部。内部の写真は1度上げたがあまり鮮明なものではなかったので上げておく。照明があるのがわかる。第三火薬廠で照明が現存するのは、ここと411火薬庫と覆土式火薬庫(二重倉庫)だけであろう。内装は木質というのも共通点。
解散後にアシウラさんの案内で、東舞鶴のボーリング場の裏のれんが構造物を見た。えらく立派な構造物だ。
この外部の立派さに比べて、内部の奥行きはあまりにも浅い。物置のような施設なのだろうが、なにか機械を置いていたのかもしれない。
これで、とりあえず、アシウラ編も終了。次回は、いままで行きたがっていたのに参加できなかった人のための見学会をしてみたい。6月かな?
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