コミケにおける「但馬みえ」コスプレの意義
鉄道むすめ「但馬みえ」に関しては、こちらでも何回か書いた。
結局のところ、但馬みえがKTRを代表する鉄道むすめになったのだけれど、この但馬みえというネーミングは兵庫県豊岡市の駅名から採られたものであって、予想通り(京都府の鉄道である)KTRは基本的にシカトしているようにしか見えない。むしろ、KTRは但馬みえという鉄道むすめキャラがありながら、「けいおん!」や「宇宙戦艦ヤマト」のラッピングカーを走らせたりした。
鉄道むすめ群のなかにあっても但馬みえは、なんとなく年齢もイッテそうだし、どことなく憂いを秘めた表情のようにみえなくもない。なにが言いたいかというと、全て合わせて、いまいちパッとしないキャラクターなのかもということ。
そんな中、コミックマーケット84において、写真家の葦浦史穂が自らの舞鶴砲台本販売にからめて、但馬みえのコスプレをした。リアル但馬みえ(決して「現物の但馬みえ」ではないんだけどね)を見ると、まず目に入ってくるのが「但馬」というネームプレートなんだけど、総合的に兵庫県キャラ、もっと言えば、但馬キャラとしかいいようがない。
葦浦さんが但馬みえのコスプレをしたのは、自身の舞鶴本にからめて舞鶴も走っているKTRの鉄道むすめということなんだろう。舞鶴はKTRエリアの最東であり、但馬三江駅はKTRエリアのほぼ最西である。直線距離で50kmほども離れている。文化的にもかなり隔たっている。
葦浦さんが、舞鶴本の協力者である僕(豊岡市在住)を立てて但馬みえに扮したのかも知れないが、豊岡、舞鶴ともに古くは豊岡県という同じ県に所属していた時期もあり、それが、いまKTRによって繋がっているんだと再認識した次第である。
蛇足だが、葦浦「但馬みえ」はどことなく「田島令子」に似ている(笑)
というわけで、舞鶴砲台写真集は無事8月11日(僕の誕生日)に発売されたのでした。私の手元にも幾つかありますので、ご入用のかたはメールなどでご連絡いただければお送りします。
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