グンゼ日高工場給水施設
撮影:中尾康彦
グンゼ日高工場は平成4年竣工の工場で数年前まで建物が1棟残っていたが、取り壊された。隣接の給水施設と思われる煉瓦造の遺構は遠望では確認できるような気がしていたが、なかなか現地確認する機会を作れなかった。本日(2014.2.26)、給水施設が残っていることを確認。(以下の写真は永井撮影)
工場敷地が太陽光発電施設になった関係で、給水施設周辺はきれいになっていて以前より見やすい。昭和4年というのは考えてみれば江原〜出石間の出石鉄道が開通した年で、雰囲気的に江原周辺が盛り上がっていたのかもしれない。しかし、昭和4年で煉瓦というのも若干時代遅れ間はある。下から眺めていると一番上の煉瓦の天が露出しているようなので、裏側の墓地から煉瓦の天をチェックしてみた所、刻印を6個検出した。
いずれも”I"型の刻印で、おそらく窯か職工の識別のための刻印で製造会社が判別できるようなものではなさそうである。4個に1個程度の頻度で刻印が見られかなり刻印率が高い。
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