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今年最初のイベントは、舞鶴市 金岬砲台(地図A)。僕は、もう何度も行っているけれど、まだまだ初めての人ばかり僕以外に9人も参加。2014年3月22日に実施したが、この前の20日21日というのは大荒れで天気が心配されたが、見事に回復して、いい天気の中実施できた。
この日は、コウモリも確認できず、新たな知見はないと思ったけれど、ふとコンクリートの破片を見ると、
骨材が砕石ではない。
以前から、「金岬の軍道の路盤工の石は砕石ではなく砂利(玉石)で特別な仕上げである」という意見があったが、僕は昔は砕石はそもそもほとんど存在せず、何でもかんでも砂利だったと考えていた。ここで、コンクリートの骨材が砂利であるのであるから、やはり、軍道の仕上げも特別なものではなく、当時は何でもかんでも砂利を使っていたということの証左になりそうである。
このあと、槇山(地図D)を回ってこの日は解散。
A: 金岬砲台, B: 崩壊地, C: 分岐点, D: 槇山砲台
2014年3月1日、京都府福知山市夜久野町平野の人工洞(廃トンネル)で、テングコウモリ1頭を確認。この日、ここでは他に、キクガシラコウモリ9、コキクガシラコウモリ12を確認した。
テングコウモリの京都府での記録は多くない。古くは、1920年頃の記録として岸田久吉が「京都府山城」で確認している(岸田, 1928)。
それ以後、確認がないまま年月が過ぎ、2000年になって瑞穂町質志鍾乳洞において3〜4月に確認されている(京都府企画環境部, 2002;. 原田, 2001)。また、2010年9月には、旧愛宕山ケーブルカーの廃トンネルにおいて1頭が確認された(浦野ら, 2011)。
したがって、京都府下での具体的な産地は2箇所が知られるのみで、今回の平野での確認が3か所目ということになる。
夜久野近傍では、筆者が1998年9月に兵庫豊岡市但東町相田において家屋内に迷い込んだ1頭を確認している(永井, WEB)。
基本的に樹洞生とされるテングコウモリであるが、近年、冬から春にかけて洞穴で見られることがわかってきて各地で観察例も増えている。今後、さらに調査していきたい。
参考文献
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