香住区 沖浦鉱山跡でコキクガシラコウモリの出産哺育確認
7月10日、香美町香住区沖浦の沖浦鉱山跡にコウモリの出産確認を永井ほか2名で行いました。
コウモリの出産確認は、特に親コウモリにインパクトを与えないために、日没後、親コウモリが食事に出かけ、コドモだけが残されている時間帯に行います。だいたい20時頃が目処です。19時頃から山に登り始めましたが、坑道口に19時20分頃には到着してしまい。坑道口付近で20時を待ちました。この間、坑道口から多数のコウモリが飛び立ったほか、夕暮れの空にも多数のコウモリが飛んでいました。
沖浦鉱山の坑道は14階構造になっていると言われており、我々が入ったのは最上階の14階で、はたしてここで哺育をしているか疑問でしたが、入ってみると、今年2月にコキクガシラコウモリ200頭ほどが越冬していた場所に、コキクガシラコウモリのコドモ、250頭ほどが確認できました。
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但馬地域で、コキクガシラコウモリの出産哺育が確認されたのは初めてです。また、但馬地域で出産哺育が確認されているコウモリは、今のところ、本種とコテングコウモリの2種のみです。
写真はすべて北垣和也撮影。
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