
きのうは、高専ロボコン近畿大会。今年の会場は神戸中央体育館。嫁はんと出かけ、現地で娘も合流。3人で観戦した。
舞鶴高専の息子は今年はAチーム(低学年チーム)のピットクルーとして参加。舞鶴は、A、Bとも2回戦に勝ち進んだものの、2回戦で敗退した。
Bチーム(高学年チーム)は、もともと高得点狙いを捨て必須得点の30点を狙い、優雅な舞にかけたマシンで、2回戦敗退時に解説者に「負けて本望でしょう」と評された。
Aチームは、得点狙い(とはいえ50点狙い)のマシンではあったが、2回戦の相手和歌山Aは1回戦で60点をあげたマシン。舞鶴Aは大変に安定したマシンで、1回戦と同じくノーミスでスターカップル(2つのマシンが共同してプレゼントを台に置く)に進んだが・・・。そこには敵のプレゼントがすでに置かれていた(写真)。
昨日の大会で、プレゼント台上での交錯があったのはこの試合のみ。舞鶴Aも想定外だったようで、ひっかけようと思えば引っ掛ける方法もルールブックでほのめかされてはいたが、その準備もなく置くことができなかった。
相手の和歌山Aのプレゼントはこの事態を想定したような円錐形。舞鶴Aは重ねておくことも許されず無念の敗退となった。
結果としては、舞鶴Aは安定して動作するマシンが評価され技術賞が授けられ、舞鶴Bは舞いに技術をつぎ込むという今回のルールの真髄を理解したマシンと評価されたのだろう、審査員推薦枠で全国大会進出となった。
舞鶴Aはマシンとしてのできは完璧で、全国大会進出かと思わせたものの、ストーリーやダンスというところを軽視していることは否めず、結局、今回のルールのツボが読めていないマシンだったのかもしれない。そういう意味では、あまりにも技術賞なマシンではあった。
審査員推薦枠の全国大会出場チームはもう一つ大阪府立高専Bがあったがこちらは「オバチャンバラ」という大阪のオバチャンを題材としたマシンで、今年の審査員推薦枠はエンターテイメント性が重視されていたことは、準優勝の大阪府立Aが全国大会落選となったことからもよくわかる。
結果から見ると、今年のロボコンは点数を稼ぐなら優勝を狙うしかなく、審査員枠では結局のところ芸術性やエンターテイメント性が重視されるというまさにフィギュアスケートのような競技であった。そこが読めた舞鶴B、大阪府立Bが全国大会に進めたということになろう。
息子は、全国大会ではBチームのピットクルーに入った。息子としては初の全国大会出場となる。散髪せねば。
最近のコメント