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漂流民

2009/09/17

企画展 日本メキシコ交流の歴史−ロドリゴ漂着から400年

ロドリコ漂着から400年ということで、きょうから千葉県立中央博物館大多喜城分館で「企画展 日本メキシコ交流の歴史−ロドリゴ漂着から400年」が開催されます。

三浦按針のミュージカルもあるらしいし。

「ANJIN~イングリッシュサムライ」(銀河劇場、天王洲アイル) 市村正親 藤原竜也 [公演情報]

ちょっと漂流系がにぎやか。

本も。これは漫画?


以下は私の漂着データベース
ウィリアム・アダムス(三浦按針)の漂着(H1600a)
ドン・ロドリゴ九十九里浜に漂着(H1609a)

2009/08/01

湯村温泉は円仁により発見されたということ

新温泉町のパンフレットで、湯村温泉が848年に円仁(慈覚大師)により発見されたということになっていることを知った。

円仁については、こちらに19次遣唐使とあわせて書きかけているが、唐から帰ってきたのが847年。微妙に矛盾はない。

2008/07/04

世界遺産への落書きの歴史

 最近、世界遺産への落書きが話題になっているが、手元のメモには2件の落書きがあるので紹介しておこう。ただし出典は落ちている。

 1つは、1613年に日本人がアンコールワットにした落書きである。落書き者の名前も不明である。おそらく匿名の落書きであったのであろう。

 2件目は、森本右近太夫という人が、寛永9年1月20日(1632/3/10)にやはりアンコールワットにした落書きである。この人は、フィリピンを統治していたスペイン総督ドン・ルイス・ダスマリナスが武器と兵の援助を要望していたのに応えるかたちで、寛永4(1627)年日本を出発。ま、傭兵っていうところか、日本武士団として参加していることから、いまのPKOに近い感覚だったかもしれない。
 カンボジア遠征に日本武士団として参加したあとは寛永9年までの記録はない。

 ま、こういう落書きから、海外観光の歴史のようなものが垣間見れるわけではあるが、落書きの伝統というものも感じないではない。神社とかにぺたぺた貼るやつ(あれってなんていいましたっけ、どうしても思い出せない)も、これにつながる文化なんでしょうね。柱に傷をつけられるより紙を貼られるほうがましというようなノリで生れたもののような気がする。

アンコールワット

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2008/05/25

遣唐使船

Sn3a0061

豊岡市出石町のひぼこホールにおいてある遣唐使船の模型である。出どころは、1989年に広島で開催された「'89 海と島の博覧会・ひろしま」に展示された実物大模型のミニチュア版ということである。

遣唐使船の復元模型は、1981年に「神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア'81)」のIBM館に展示されたものが信頼性が高そうだが、このポートピアモデルは、竜骨がどうなっていたか分からないということで、喫水より上だけの模型(ウォーターラインだ(笑))であったのに比べ、こちらはフルハルモデル。

Sn3a0062

写真のように竜骨はあった説をとっている。

ひぼこホール

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2008/04/16

というわけでKML使ってみました

KMLがOGC標準となったことで、今まで座標を取り出すことに使っていたGoogleマップに座標を放り込んでみようということで、KMLファイルを作ってみました。簡単簡単。

とりあえず作例をご覧ください。最近、移動したEver Green Forest-漂流@wikiの「ピュテアスがグリーンランド(アイスランド?)を探査」という項目を地図化したものが、こちらです。なかなか、かっこいいでしょう。

これを作るには、まず、GoogleEarthに目印をつけて、それらを右側のウィンドウで一つのフォルダにまとめます。そして、そのフォルダ名を右クリックして「コピー」を選び、適当なエディタに貼り付けます。これで、エディタ上にKMLで既述されたスクリプトができます。これをUTF-8モードで保存し、FTPで適当なところにアップして、そのアドレスをGoogleマップの検索のところに書き込んで検索ボタンを押します。するとたぶん希望するような目印付きのマップが表示されるので、位置や縮尺の微調整をした上で「このページのリンク」のアドレスを取り出して、ホームページ上でそこへのリンクを作ればOK。説明がまずくてすんません。これでわからない人はコメントで質問してください。

しかし、便利な世の中になったもんだ。

2008/04/10

近況

さて、ひさびさの投稿になる。しばらく投稿しなかったのは、漂流リストアップブログのWiki化にかかっていたのと、子どもたちの最終セットアップに走り回っていたのに加え、新年度のどたばたが入ってきたという訳なのである。

漂流リストアップブログは、やはりブログという性格上、データベース的な物事の扱いには限界があり、Wikiシステムに載せることを決心し、現在作業中ではあるが、こちらに移行中である。Wikipediaそのもののデザインであるが、これは、@wikiに用意されているデザインの一つ。

さて、子どもたちの最終セットアップであるが、舞鶴に住むことになった下の子には、先週末にケータイを購入したり、こちらから自転車を運んだりした。ケータイは、W61CA(写真)。もっぱら、色で選んだ。これが、実にミリタリーなカラーで、子どもの心をつかんだようだが、カシオのサイトによると、

パリコレなどで発表される、最先端のスタイルをイメージ。都会的で洗練された美しさを持つグリーン。

らしい(笑)。ワンセグ+500万画素カメラ+防水というてんこ盛り機能だけれど、デジカメもしっかり兼ねれるのなら(しかも防水カメラだ!)いいかなと。手ブレ防止機能まで付いている。

61ca02

寝屋川で私の両親と暮らすことになった上の子には、月曜日の夜、インターネットの設定に行ってきた。NTT系のアッカという会社のADSLにしたが、読みどおり、この年度替りに1週間強で開通してくれた。fonのラフォネラを1つ新規購入し、fonを開通させようと思ったが、MyPlaceは見えるのだが、fon_APが見えないという状況になった。ま、MyPlaceを使って無線LANを使ったインターネットはできるので、そのままにしてきたが、気になるところ。今度行ったときに改善させたい。

2008/03/11

大学助教って平安時代の言い方か

大学の先生の肩書きって、知らないうちに、教授・助教授・助手という言い方から、教授・准教授・助教という言い方にかわってるみたいだが、日本後紀(森田悌訳 講談社学術文庫版)巻第11延暦22年4月23日(803/5/17)の条、遣唐使船が難破し豊村家長という人が行方不明となるのだが(行方不明となるのは4月16日(5/10))、彼の肩書きはなんと大学助教である。

いままで、「助教」という言葉って変な言葉だと思っていたのだが、これを見つけてちょっと親しめる言葉になったかも。

<3月13日追記>
日本後紀 大同元年2月16日の条には、「従5位下紀朝臣良門を大学助に任じ」とあり、また、WEB版六国史では、豊村家長も「大学助」となっており、実際の役職は大学助なのかも知れない。しかし、佐伯有清「最後の遣唐使」では、豊村家長は「大学助教」となっており、豊村家長の肩書きは若干混乱している。

2005/09/17

アレクサンダー・セルカークの居住跡見つかる

ロビンソン・クルーソーのモデルとされているアレクサンダー・セルカークが無人島で4年4ヶ月生活していた跡が発見されたらしい。

私のもうひとつのブログEver Green Forest-漂流のアクセス数が1日250を超え何が起ったのかと思ったらそういうことだったらしい。発見は「ロビンソン・クルーソーを探して」の著者、高橋大輔氏らを中心とするグループらしいが、高橋氏の念願が達成されたというところか。

しかし、実際のところを言えば、当時、無人島に置き去りにされた事例はたくさんあるし、4年4ヶ月というのは決して長い事例ではない。日本でも、無人島の鳥島で20年以上生活した事例もあることだし、「ロビンソン・クルーソー」にしたって、アレクサンダー・セルカークをヒントにしただけであって、この遺構の発見が実際のところ、そんなにすごいことなのかどうかよくわからない。

ま、話題性なんだろうなぁ。

リンク:
"ロビンソン"の住居跡か(共同通信).
日本人探検家、「ロビンソン・クルーソー」の住居跡を発見(ナショナル・ジオグラフィック)

2005/02/10

神田古書街に行く

050210_002201.jpg

まだ東京にいる。

きょう(9日)は、仕事が済んでから神田の古書街へ出掛けた。戦利品は…

続きを読む "神田古書街に行く" »

2004/12/29

翻刻歴史史料叢書

気象畑出身の漂流民・気象災系歴史家、荒川秀俊氏がまとめた「翻刻歴史史料叢書」だがamazonではサブタイトルがわかりにくい(というかサブタイトルで検索できない)ので、メモしておく。

翻刻歴史史料叢書 (1) 日本高潮史料
翻刻歴史史料叢書 (2) 異国漂流記集
翻刻歴史史料叢書 (3) 日本漂流漂着史料
翻刻歴史史料叢書 (4) 近世気象災害志
翻刻歴史史料叢書 (5) 日本旱魃霖雨史料
翻刻歴史史料叢書 (6) 異国漂流記続集

ただし、amazonではいずれも品切れ。版元から直接購入できるようだ(送料かかるけど)。クレス出版

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