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MusiXTex日記

2009/12/12

トリルとフェルマータが重なったら

M-Txにおいて、トリル(小)とフェルマータを、

c2 of ot

のように重複して指定すると、

Tf1

と、出力も重複してしまう。これを回避するために、いままでの類推から、試しにこんな感じで

c2 of ot-2

"-2"を付け足してやると、なんと

Tf2

こんな感じでうまくいった。フェルマータを上に上げてやったほうがいいのかな。とりあえず、コネタですが。

2009/12/10

M-Txにおけるto codaマークの入れ方

きのう、to codaマークで「TeXで楽譜・MIDI作り --- M-Tx入門」を見てねという書き方をしたけど、リンク切れで見られないので、私なりにto codaのやり方を書いておきます。

to codaマークはたいがい小節の右端に書くけれど、その次の小節の頭に"\coda g\"を追加する。昨日の作例(「北国の春」)では、繰り返し1カッコの最初の小節。1カッコがあるのでこんなふうに書いた。

V1 \coda g\ c2d ) ( e8- g |

さて、このmtxファイルをM-TxとPMXで処理してtexファイルを得る。

prepmx kitaguninoharu
pmxab kitaguninoharu

これで"kitaguninoharu.tex"が得られるので、これをエディタで開く。検索などを使って"\coda g\"を見つける。とこういう所に見つかる。


\pnotes{2.00}\ibl1{'c}{-4}\qb1c\tbl1\qb1a\en%
% Bar count 30
\Setvolta1%
\alaligne
\pnotes{4.90}\coda g\tslur0{'c}\hlp c\en%

で、この部分を

\pnotes{2.00}\ibl1{'c}{-4}\qb1c\tbl1\qb1a\coda g\en%
% Bar count 30
\Setvolta1%
\alaligne
\pnotes{4.90}\tslur0{'c}\hlp c\en%

こういうふうに変える。ようは"\coda g"を切り取って、その前の小節の最後の"\en%"の前に置く。

で、続きの処理を行う。

platex kitaguninoharu
musixflx kitaguninoharu
platex kitaguninoharu
dvipdfmx kitaguninoharu

これできのうの出力がPDFで得られる。まずい説明ですが、この部分についてはとりあえずできるようになりましたので、わからない方はメールください。

2009/12/09

「北国の春」

Kitaguni

さて、musiXTeX(M-Tx)の2作目は「北国の春」。とりあえず、上の楽譜のようなものができた。現時点での課題は、


  • 原楽譜では、「Coda」という註記の前にもコーダマークがあるが、それの入れ方が分からない。
  • 最後の2段で繰り返し1カッコ2カッコが小節のナンバリングと重なっている。これは仕様かなぁ。

てなことで、ま、不満もあるが、新たなテクニックも身に付けたのでメモしておく。

3小節目ダルセーニョであるが、これはフェルマータなんかと同じく"og"で表示できる。簡単。若干位置に不満もあるが。

11小節目に初出するトリルマークだが、これも同じく"ot"でできる。"oT"とすると線が長くなるが、線のあたまに"tr"という文字が入るので、ここでは若干線が短いが"ot"とした。

"D.S."については

U: @v D.S. ||

で入るが、これだと全音符の真下に"D.S."が入り若干左よりすぎるので、禁じ手かもしれないが、"D.S."の前に全角スペースを入れて位置を調整した。

"Coda"は

U: @^ Coda ||

とすれば「上」に入る。

"rit."も

U: @v-1 ~ ~ ~ rit. |

として「下」に入れた。下に入れたのは原楽譜に合わせたため。"@v-1"と"-1"を入れたのは楽譜と重なるので位置調整。マイナスで下、プラスで上に動く。

さて難関のto codaマークだが、これは「TeXで楽譜・MIDI作り --- M-Tx入門」(リンクつけたけれどリンク切れ)に書いてあるとおりにTeXファイルレベルで修正。エレガントではない。

ソース


Meter: C
Title: 北国の春 (1st)
Composer:作曲 遠藤 実\\ 編曲 山本 雅三
Bars/Line: 5
Style: SOLO

U: @+4 \smallnotesize\metron{\qu}{76} @-4
[ g1+ a g8 g g ] g g g g | [ g1 a g8 g g ] e1- g a g a c d e || ( g2d og e1 o. d o. c o. d o. |

e0 ) | ( d4d d8 o. d4 d1 o. c o. a o. g o. | a0 ) |

( g4d e8 g4 c8 d8 | e4d d1 e g2 ) | ( d4d d8 o. d4 c8 a |

c0 ) |: r8 e o. e o. e o. e2 ot | [ d8 o. e o. ] [ e o. dx3 o. e o. d o. ] c4 o. ( a8 g | e4d d8 c o. ) c+ o. c o. a o. |

g2d ot r4 | a8 o. c o. c o. a o. c4 o. d1 o. c o. a o. g o. | e8 o. g o. g o. a o. g4 o. ( c8- d | e o. ) g o. g o. ( c a g e d |

c2d ) r4 || ( d4d g8 o. g4 e8 d | c o. c4 d8 e4 g ) | ( e8 g a c d4 d8 e |

d0 ) | ( c4d o. d8 e4 d8 c | a c o. c a g4 o. ) e8 o. e o. | ( e4d g8 a g e4x3 d c |

d2d ) ( e8 g | g4d a8 g e g4 | a8 c c d e2 ) | ( d4d o. d8 o. d e1 d1 c8 a |

V1 \coda g\ c2d ) ( e8- g | { a2 a8 } c d c | a g o. ) [ gx3 o. a o. g o. e o. ] g4 ot e1 g a c | ( d4d d8 o. d4 c8 a | c0 ) :|

U: @v    D.S. ||
Vb2 ( c0 ) ||

U: @^ Coda ||
Vx ( c0 ) ||

( g4d e8 g4 c8 d | e4d d1 e g2 ) |

U: @v-1 ~ ~ ~ rit. | ~ |]
( d4d d8 o. d4 c8 a | c0 of ) |]

2009/11/29

misiXTeXにおける ブレイクスルー

Sumire1st

じゃーん。やっと、「すみれの花咲く頃」のファーストのパート譜が完成!ちゃんとタイも使ってるし、最後のところはタイとスラーを交互に使うという裏技で切り抜けた。タイって音程変わっても大丈夫なのね。っていうことは、別に使い分けることもないっていうか、最後のところみたいにスラーを表示したいときに使うべきって言うことなのかもしれない。

で、タイが使えるようになったのはくうくさんのご教示によります。どうもありがとうございました。M-txとpmx
をバージョンアップしたら何事もなかったかのようにタイができるようになりました。

ちなみにソース。

Meter: C Title: すみれの花咲く頃 (1st) Composer:作曲 Franz Doelle\\ 編曲 山本 雄三 Bars/Line: 5 Style: SOLO

U: @+4 \smallnotesize\metron{\qu}{76}
e+8 g4d b8 a4d | c8 a4d r8 f e f | e2 ds | e0 |

e8 g4d d+8 c4d | b8 d4d r8 d c b | a2 b | g2d g4 | a4 b8 c d4 c8 b |

c4d a8 g4d e8 | f a4 f8 e g4 d8s | e2d g4 | a4 b8 c d4 c8 b |

c4 b8 c a4 c | b8 c4 b8 a b4 d-8 | g2 of e-8 d c e |

U: \smallnotesize\metron{\qu}{112}
g2 { a | a } b4d g8 |

{ e0 | e4 } r e8 d c e | g2 { a2 | a } b4d g8 |

{ f0 | f4 } r a8 f e f | e2 { d2 | d } b+8 a g b |

a2 { g2 | g4 } r d+8 c b c | b2 a | d b |

a g | g8 o. g o. g o. r e+ d c e | g2 { a | a } b4d g8 |

{ e0 | e4 } r e8 d c e | g2 { c2 | c2 } d4d b8f |

{ a0 | a4 } r d8 c b c | d2 { c2 | c } a8f g f a |

b2 a | a8 o. a o. a o. r e d c e | g2 a | g a | { c0 |

( c } | { ef ) | { en } | e8 } r r4 r2 |]

2009/06/07

というわけで、ubuntuインストール中

HASESANの示唆により、やっぱりTeXはLinux環境でなくちゃねと思ったのと、NoteEditというLinux限定のGUI楽譜エディタというのも使ってみたかったので、現在、サブマシンにubuntuインストール中。いちおう、最初のインストールが済んで、アップデートしてるところ。TeXをインストールしたりMusiXTeXをインストールしたりすると使えるのはいつになるやら。という状況です。

2009/06/06

やっぱりタイができん

タイは、何をみても、"{"と"}"でくくればできると書かれているが、

Meter: C
Bars/Line: 5
Style: SOLO
 

{ c c } e e | e0 |

このスクリプトでやると、PMXレベルで

C:\My Documents\TeX>pmxab test
This is PMX, Version 2.5 , 15 Feb 04
Opening test.pmx

Starting first PMX pass


ERROR in line 11, bar 1 This character is not allowed here
v
{T c44 c4 }T e4 e4 | /
^
ASCII code: 123

というエラーになる。ファイルのコードがまずいのかなと、EUCとかUTF-8とかいろいろやってみてもだめ。ううむ。

2009/06/05

M-Tx上での音符=76のやりかた

"Re: Solved: \metron with M-Tx"というページではM-Tx上で音符=数字をやるやり方が書かれている。ただし、これをこのとおりやるとM-Txレベルでエラーが出る。

ということで、mtxファイルにこんな感じで

Meter: C
Title: すみれの花咲く頃
Composer:作曲 Franz Doelle\\ 編曲 山本 雄三
Bars/Line: 5
Style: SOLO

U: \smallnotesize\metron{\qu}{76}
e+8 g4d b8 a4d | c8 a4d r8 f e f | e2 ds | e0 |
・・・・
U: \smallnotesize\metron{\qu}{112}
g2 ( a | a ) b4d g8 |
・・・・


直に書き込んでやると、こんな出力が得られる。

Sumire

もう少し上に出力してほしいところだが、M-Txレベルで記述するという意味ではよりエレガントな方法。

2009/06/04

音符=76はできた

課題のひとつ。音符=76とかの表記だけれど、MusiXTeXの使いこなし術に記述がありPMXレベルで1小節目の

% Paragraph 2 line 7 bar 1
e85 g4d b8 a4d | /

というところに

% Paragraph 2 line 7 bar 1
\Uptext{{\kern-20pt\twelvebf \twelverm \metron{\qu}{76}}}\
e85 g4d b8 a4d | /

と記述すると

Sumire

という出力が得られた。若干音符がでかいけれど、とりあえずはこれで我慢。ま、問題は1つ解決。

で、17小節を

%Bar 17
\Uptext{{\kern-20pt\twelvebf \twelverm \metron{\qu}{112}}}\
g2 (S a2 | /

とすれば、

Sumire2

が得られる。

2009/05/31

とりあえず「すみれ」の入力完了

ということで、こういうスクリプトで

Meter: C
Title: すみれの花咲く頃
Composer:作曲 Franz Doelle\\ 編曲 山本 雄三
Bars/Line: 5
Style: SOLO

e+8 g4d b8 a4d | c8 a4d r8 f e f | e2 ds | e0 |

e8 g4d d+8 c4d | b8 d4d r8 d c b | a2 b | g2d g4 | a4 b8 c d4 c8 b |

c4d a8 g4d e8 | f a4 f8 e g4 d8s | e2d g4 | a4 b8 c d4 c8 b |

c4 b8 c a4 c | b8 c4 b8 a b4 d-8 | g2 of e-8 d c e | g2 ( a | a ) b4d g8 |

( e0 | e4 ) r e8 d c e | g2 ( a2 | a ) b4d g8 |

( f0 | f4 ) r a8 f e f | e2 ( d2 | d ) b+8 a g b |

a2 ( g2 | g4 ) r d+8 c b c | b2 a | d b |

a g | g8 o. g o. g o. r e+ d c e | g2 ( a | a ) b4d g8 |

( e0 | e4 ) r e8 d c e | g2 ( c2 | c2 ) d4d b8f |

( a0 | a4 ) r d8 c b c | d2 ( c2 | c ) a8f g f a |

b2 a | a8 o. a o. a o. r e d c e | g2 a | g a | ( c0 |

c | ef | en | e8 ) r r4 r2 |]

こういう出力が得られた。

Sumire

さて、現時点での問題点は?


  • 速度指示の音符=74とかいう表示の仕方がわからん
  • タイの入力がうまくいかん(全部スラーで入れた)
  • 最後のスラーは元の音符では1音符ごとに途切れて表示されている。

2つ目の問題はべつにいいじゃんという問題ではあるが、タイが用意されているなら使いたい。でも、うまくいかん。

最後の問題はタイがうまくいけば解決の糸口が見つかりそう。

一つ目の問題は文字として音符が表示できるならできそうなので、その方法を探ってみる。

ということで、このあたりについて研究中なのである。

2009/05/30

2段目 3段目

2段目。

e+8 g4d b8 ad | c8 a4d r8 f e f | e2 ds | e0 | e8 g4d d+8 c4d | b8 d4d r8 d c b | a2 b | g2d g4 | a4 b8 c d4 c8 b |

で、

Sumire_line2

という出力。プラス記号マイナス記号の使い方にもう1つなじめていないけれど、なれればFinale notepadのようなGUI型の楽譜ソフトよりも入力はサクサクできそう。

3段目。

e+8 g4d b8 ad | c8 a4d r8 f e f | e2 ds | e0 | e8 g4d d+8 c4d | b8 d4d r8 d c b | a2 b | g2d g4 | a4 b8 c d4 c8 b | c4d a8 g4d e8 | f a4 f8 e g4 d8s | e2d g4 | a4 b8 c d4 c8 b |

Sumire_line3

ちょっと慣れてきたかな。っていうか、幅の指定をしていないので、えらく詰まってきた。ということで、このあたりで幅の設定をしてみよう。とりあえず、1行5小節で設定。

Bars/Line: 5

e+8 g4d b8 ad | c8 a4d r8 f e f | e2 ds | e0 | e8 g4d d+8 c4d | b8 d4d r8 d c b | a2 b | g2d g4 | a4 b8 c d4 c8 b | c4d a8 g4d e8 | f a4 f8 e g4 d8s | e2d g4 | a4 b8 c d4 c8 b |

冒頭部に"Bars/Line: 5"を入れてみた。すると、こんな感じに

Sumire_line3b

おお、まるで楽譜みたいだ。各段の頭に小節番号が入っている。これって、デフォルトで入るのね。

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