2015.6.20 6月研修会 報告
- 実施年月日
- 2015年6月20日(土)
- コース
- 神鉄有馬口駅〜逢山峡〜長尾谷〜逢山峡〜神鉄有馬口駅
- 参加者
- 7名
梅雨空の曇天で午後遅くには激しい雷雨の予報の中、有馬口駅より出発しました。当初は逢山峡からシュラインロードを登り記念碑台で解散の予定でした。しかし、豊富な植生に観察が予想以上に盛り上がったため予定時間から大幅に遅れ、シュラインロードの入口までも到達することなく長尾谷を過ぎたあたりから有馬口駅まで引き返すこととなりました。
天気予報とは裏腹に時折薄日も射し天候にも恵まれた、新人の私にとってはとても楽しい有意義な研修会でした。この度の研修会に参加し、多くの助言と知見をご教示くださいました皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
観察した植物は100種を越え(添付リスト参照)全てを紹介することは出来ませんが、観察した植物の一部は次の通りです。
- 有馬口駅から逢山峡までに山王神社があり、そこではオガタマノキや沢山の花を付けたサカキを、その近くの畦道ではキジムシロ(ミゾカクシ)やウツボグサの花など。
観察風景 ミゾカクシ(アゼムシロ)の花 - 山王神社から逢山峡までは、花を付けたホタルブクロやクマノミズキ、イタヤカエデ、葉の表面が白く色付いたマタタビなどの植物とクスサンの幼虫。
マタタビの雌花(みかけの両性花) クスサンの幼虫 - 逢山峡では花や実を付けたアリマウマノスズクサやソクシンラン、裏六甲に多く見られるケケンポナシ、実をつけたオオウラジロノキ、アマギコアジサイ(コアジサイとコガクウツギの自然交配種)などの植物とウラギンシジミ。
アリマウマノスズクサ ウラギンシジミ - 長尾谷では、六甲山では数が少ないオオバアサガラ(残念ながら花は終わっていました)やミヤマハハソ、花の咲き始めたキツリフネなど。
オオバアサガラの花(下見時) ミヤマハハソ
- 参加者の皆様のコメント:
-
- 昨日は研修会ご苦労様でした。
シュラインロードへは行けませんでしたが、己の馬力不足と天候不順の元で助かった感じです。
じっくりと色々なことに興味を持たれての案内と解説を頂き、老化しかけている脳に新鮮な刺激をいただきありがとうございました。
森林インストラクターと森や山に行ってよかったと感じる素敵な一日でした。次回のシュラインロード下りを楽しみに体力upに励みますので、その折も宜しくお願い致します。 - 今回の六甲山逢山峡の観察会、私にとって本当にいい勉強になりました。
ちょうど新緑がきれいな時期で初夏の花も咲き、散策に自然観察に最高のコースでした。
皆さんが路傍の草木を次々と解説される花々はほとんど初めてのものばかりで名前をメモして写真を撮るだけで精一杯でした。家に帰ってからの整理が大変で、メモには70近く名が記されているのですが写真を撮ってないものもあり名前と写真を一致させるのに四苦八苦しています。又再確認に一人でじっくり勉強に行こうと思っています。
時間切れでいけなかったシュラインロードを秋にやるとのことになりましたが、今から期待しています。皆さん大変お世話になりありがとうございました。 - 先日は裏六甲逢山峡を案内頂き、ありがとうございました。
また、事前の準備もふくめ、お疲れ様でした。
心配した空模様も空振り(カラ降り)で、良い観察会になりました。
私には、なじみの薄い裏六甲でしたが、表よりも豊かな自然を感じることができました。帰宅後さっそく、草花の写真とメモ書きをつき合わせて、復習しました。「逢山峡で見たアレ、アレ!」とまでは思い出しても、その後がなかなか出てこない昨今です。
- 昨日は研修会ご苦労様でした。
以上です。
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